距骨下関節の調整インソール

インソールパッドによる距骨と踵の調整

 距骨下関節の調整において、外側ヒールウエッジなどの踵へのパッドが有効です。
私自身もLeg-heel angleとcalcaneusーangleの左右差と正中重力線からの変位の調整は必須となります。
ただし効果や変化が大きいため、適応力の低下した高齢者などにおいては慎重をきたさなければいけません。
どういうことかというと、身体の変化というのは部分の変化ではなく運動連鎖そのもの、全身の変化が伴って初めて
完成するのです。つまりは一瞬の変化は感覚入力による即時的な変化であって、持続的にそして恒久的に変化が保証されるもほではありません。
よって即時的な効果と変化のカラータイマーはウルトラマンのようなものなのです。そのpositiveな効果が波及させることがきるかどうかが鍵になります。その刺激に対するパフォーマンステストを入れて、その変化を再認識する機会を増やすことで、よりその施術の効果を増幅することができます。
 踵へのアライメントの変化は1度内反、外反するだけで回内外のモーメントが逆転すてしまうので、運動連鎖も真逆になってしまいます。そしてニュートラルな踵であれば、それはそれでまた違います。
 staticにおいてはその僅かなニュートラルというアライメントをベースにしすることが理想であり、それが人為的でなく自然に保持できていることが望まれるのです。
 
①距骨下関節内反位に対するパット
 踵の内反においては、教科書的には外側のヒールウエッジですが、実際には真逆のことも多々あります。つまりは下肢の重心線が踵の外側に落ちている場合は外側ヒールウェッジはききません。
 踵の中に重心線が落ちている場合は外側ヒールウェッジが効きやすいのです。よって膝の関節中心が顕著に踵の外側から逸脱している場合は、内側ヒールウェッジが効果的である可能性があるのです。

②距骨下関節外反位に対するパット
 日本人の場合は比較的O脚の人が多いように思いますので、X脚もしくはストレートの下腿アライメントを有している場合は稀です。しかしながら、研修会にて数十人に一人の割合では必ず存在しますので、常に留意しておくことが大切です。
 距骨下関節が外反位である場合、それでも膝は内反位である組み合わせが多く見られます。よってX脚の距骨下関節外反は論理的には整合性がとれているものの、日本人においては稀と言えます。距骨下関節の外反位においては、ほぼ内側ヒールウェッジが適応となります。内反位のように踵の内外両側どちらにも有効である場合というのは少ないと思われます。
 
③ヒールウェッジに距骨のアライメントを考慮する距骨下関節の内外反は正中重力線からの変位による指標であり、そのため角度という分かりやすい定量性にて評価とアプローチができるものです。このヒールウェッジの効果は姿勢制御のストラテジーの変化によって評価します。特に内外反は前額面での指標ですので、角度そのものの是正と股関節のストラテジーの機能を併せてみます。何事もダブルスタンダードなど、チェック機構を二重三重にすることによって確立を上げることが出来るのです。また逆に言えば一つだけの指標では、間違う可能性が出てきます。つまり、先入観やその時の感覚によってバイアスがかかっている場合があるからです。人のすることですから、誤差や思い込みが入ります。その主観的なバイアスを、出来るだけ遮断できる方法を採用する必要があるのです。距骨の回内外や前後移動そして左右移動は、mobilityをもって評価することができます。そのmobilityがわかれば、その矯正方向への誘導ができているかどうかをヒールウェッジのアライメント補正の効果とともに併せてみるのです。それによって踵の内外側への挿入がおおまかに決まった後に、どれぐらいの角度と面積で入れればいいかの微調整をすることができるのです。
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