脳梗塞brain infarction

Category: 福祉と保健
心原性脳梗塞

 寝たきり予防には早期受診と適切な投薬予防が大切 心原性脳梗塞
要介護状態になる要因として最も多いのが、日本人の死因第四位でもある「脳卒中」です。その中でも脳梗塞の3割は
心臓に原因がある「心原性脳梗塞」です。特に発症後が介護が必要になるリスクが高いとされています。

11月11日は介護の日だそうですね。

団塊の世代が高齢化し、加速度的に超高齢社会が進む「2025年問題」には、75歳以上の高齢者の比率が現在の12%から20%近くになると推測されています。要介護3~5の原因のトップを占めるのが脳卒中であり、介護のリスクが高くなる脳梗塞をいかに予防するかが喫緊の課題です。ちなみに要介護になるリスクの高いのは、認知症と関節疾患があります。認知症は要介護度が全体的に万遍なく分布しています。運動器は比較的要介護1、2が多く割合も脳卒中や認知症に比べると低くなっています。

脳梗塞は血栓が詰まる原因によって三つに大きく分けられます。
「アテローム血栓性脳梗塞」
「ラクナ梗塞」
「心原性脳梗塞」

脳梗塞の3割は心原性脳梗塞とされています。心房細動など不整脈により血液が心房の中でよどみ、その結果できた血栓がが脳の血管に流れ込んで詰まると、脳梗塞になります。この病気は患者数が増加しており、治療しても10年以内に再発する確率が75%以上であり、介護状態が悪化していく可能性が高いからです。

プライマリーケアーとして、発症後4時間半以内に血栓を溶かす治療法(t-PA静注療法)を行えば、約4割の患者さんが回復します。

心房細動による心原性脳梗塞は予防という観点から
「CHADS2スコア」という指標が用いられています。
Congestive Heart Failure 心不全
Hypertension        高血圧
Adovanced Age       高齢者
Diavetes Mellitus     糖尿病
History of Stroke     脳卒中の既往

上記のそれぞれの頭文字をとって、CHADS2スコアと言っています。心不全、高血圧症、高齢者、糖尿病、脳卒中の既往歴があり、該当する項目が多いほど、脳梗塞の発症リスクが高まります。2スコアというのは脳卒中は2点、あとは1点と換算していきます。この評価をもとに治療の必要性が判断されてきます。つまりは高血圧ながあると、すでに心原性脳梗塞のリスクがあるということであり、そこに心不全や糖尿病があればリスク度が高くなっていきます。ただすでに高齢者というだけでリスクになるのですから、大半はリスクを有しているといえます。

予防としては正常血圧140/90未満であることが望ましいとされています。また糖尿病も入っていますので、運動などの生活習慣や、口渇感、脱水にも注意する必要があります。

健康診断により心電図の異常を指摘されたり、運動時以外の生活にて動悸などを伴う不整脈を感じたら、早期受診が必要です。つまり不整脈が心房細動であるかどうかの見極めが必要だからです。日ごろから血圧管理と心房細動、脱水に注意していくことです。
 生活習慣としては禁煙、抗凝固薬の服用が必要です。抗凝固薬の継続した服用が大切であり、途中で自己判断にて中止してしまう人がいます。
 10年後の再発率が75%と非常に高くなることを考えると、継続することの意義は高いといえます。
 なぜに途中で服用をやめてしまう人が多いかというと、副作用が上げられます。食事制限が必要であったり、出血しやすい、他の薬剤への影響などがあります。効果が出るまでに時間がかかるということもあったようです。
しかしながら、近年新薬が開発されており、従来の問題が改善され患者にとって服用しやすくなりました。食事制限もなく、出血リスクも少なく、効き目を頻繁にチェックするために血液検査を受けなくてもいいというメリットがあります。
 脳梗塞の予防は介護の予防にもつながり、経済的負担や何よりQOLにつながってきます。適切な服用との併用が何より大切であるということですね。
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