高性能のポンプ 心臓

Category: トピックス
病の起源 心臓病

700万年前、アフリカで誕生した人類の祖先。二足で立ち上がり独自の進化を遂げた人類。心臓による死亡原因が世界第一位となっており、毎年700万人以上が亡くなっている。
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血液を心臓から送っている。
10万回拍動
10万キロ血管の長さ 地球2周半

起源:3億年前 爬虫類の時代
筋肉の構造:隙間が多くスカスカの組織。筋肉の密度が少なく、爬虫類は活発に動きつづけることができない。
2億6000年前、哺乳類が生まれた。哺乳類は心臓の筋肉が厚く細胞の密度が高い。爬虫類は心臓の筋組織に血液を染み込ませるように機能するが、哺乳類は血管がはりめぐされ心筋の動きを支えている。欠点は血管が詰まると、筋肉の一部が壊死し薄くなってしまう。高性能にできている心臓は、少しでも筋肉に異常がおきると、弱った心臓と付き合っていくしかなくなる。

不整脈:筋肉の収縮のリズムに異常があると不整脈になる。痙攣をおこした状態のものでは血液を送りだせず死に至ることがある。
心不全:収縮が弱くなり、心臓が大きくなってしまうのが心不全。少し動くだけで息苦しくなる。
心筋梗塞:血管が詰まると、心筋が壊死し薄くなりほとんど動かなくなる。

二足直立歩行の功罪:両手がフリーとなるメリット。デメリットとして立ち上がると、血液が下半身に溜まって脳に血液を送るため心拍数を上げなくてはいけない。その時心臓の拍出力は3割も小さくなる。立ち上がると交感神経が亢進し、血管が細く締まり、下半身に血液がたまらないようにしている。この重力に抗する機能が、血管を細くなり送りだす力が増大してしまう。
 交感神経を使って重力に抗しなければいけない人間。二足直立歩行は重力に抗するが故に心臓に負担をかけることになる。つまり心臓はどんな時も脳に血液を送り届けなければいけない命題を背負っている。

心筋梗塞:コレステロールがたまることにより発症する。ゴリラは平均コレステロールが人間の1.5倍なので心筋梗塞になるかと思いや、チンパンジーなどの類人猿はならない。コレステロールがたまった血管には、Gcという物質が血管に溜っていることが発見されている。Gcが血管を傷つけ炎症を起こし、そこからコレステロールが入り込んでいく。Gcは人には本来存在せず、異物として認識するため、炎症をおこす。人以外の類人猿にはもともとGcをもともと有しているため、異物と認識しない。よって人は心筋梗塞いなりやすい。
370年前のアフリカ:人の祖先はGcを持っていたが270年前からGcを失い、その時期と重なって脳が肥大化している。脳は神経細胞から成長が促される。Gcを失ったことが脳の進化を促進した。
6万年前にアフリカを出て、文明社会を構築していった。食糧賛成革命が起こったことで、体内にGcを含んだ肉を大量に食することで、Gcを失った人類が牧畜により、体内にGcが入ってくるようになり心筋梗塞のリスクを高める。

胎児の段階で栄養不足となると、心臓病になるリスクが2倍になる。母親の栄養状態が影響している。
胎児期の栄養不足がどのように心臓病のリスクを高めるか?
栄養不足で育った心臓には、丸まった死んでしまった細胞がある。心臓は胎児期のみ細胞が分裂する。栄養不足となると少ない細胞で働き続けなければいけなくなり、心臓の発達が妨げられる。つまり脳を優先して発達するため、心臓が犠牲になる。成人後に心臓病を引き起こすことになってしまう。脳を3倍以上も進化させて人類によって、心臓は翻弄されている。妊婦は栄養不足にならないようにすることが大切であり、痩せていることによる価値観が優先しないようにしなければいけない。

人類は心臓を傷め続けている進化の過程を送っている。

治療方法:心臓病の患者は安静ではなく、心拍数や脈拍を管理しながら運動すると、回復を促すことがわかってきている。立ち上がることで負担を強いた心臓だが、歩くことで心臓の負担を3割も軽減できる。脚を動かすと血液を筋肉で押し出し、第二の心臓となる。つまり弱って心臓を補うのが脚の筋肉であり、脚の運動を取り入れることで心臓の働きを補ってくれる。
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