東北行脚報告⑴

東北行脚報告⑴

8月9日金曜日〜12日月曜日の4日間、石巻〜盛岡〜宮古と渡り歩き、フィットネススタジオ「りぷらす」のお手伝い、石巻赤十字病院での震災復興セミナー、盛岡での岩手セラピー研究会、そして宮古での仮設住宅でのリハビリ支援活動のロングラン報告をします。

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新宿からの夜行バスにて一路石巻へ、三列シートの快適なバスのはずでしたが、頭の位置があわなかったせいか首を少々痛くなっての到着でした。やはり贅沢になってきたせいか、あまりバスでは眠れないようです。すっかりと石巻駅前は通常を取り戻したバス停にて、「りぶらす」の所長である橋本さんと小山さんを待ちます。ほどなくお迎えに来て頂き、真っすぐに河北にあるフィットネススタジオに向かいました。「りぷらす」はリハビリ特化型サービスを提供するデイサービスであり、主に河北近辺の利用者さんを対象としています。震災以降、石巻は復興特需ともいうべき活気にあふれており、飲食店や住宅関連の業者などが来るたびに増えているようです。あのような大災害からの復興におけるエネルギーを最も感じる街なのかもしれません。それだけに、新しいものにチャレンジすることの空気が充満しており、その空気は無意識のうちにチャレンジに駆り立てます。

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 5月より立ち上げたデイサービスは徐々にではありますが、利用者さんが増えてきており、その理念とスタンスを学ぶことが出来ました。極力、利用者さんの自助と互助を促し、いわゆるやってあげるリハビリではない、自らが見つけるきっかけとなるきっかけの提供といったらいいでしょうか。リハビリテーションの本来の理念がそこには詰まっています。私も改めて、機能とは何のためにあるのか?機能のための機能になっていないか?そこは機能を突き詰めることで治療になるので、その探求は怠っては行けませんが、そのコンセプトは治療者側の治したという治療者の主体ではなく、患者や利用者さんがどう自発的な活動や参加につながったかというICFの理念に則っています。自分自身もICIDHでの教育を受けてきたため、このICFやIADLという発想はまだまだ足りないと言えます。いまは自分自身を洗脳中ですね。

2013-08-09 16.05.17

 プログラムとしては、午前と午後にクラスが分かれており、それぞれ40分3コマで構成されています。40分のなかでストレッチや筋力トレーニング、評価などを分けて各々の課題に合わせたプログラムが組まれています。
 私は午前の3コマと午後の2コマを担当させたいただき、個々の状態の違う利用者さんにいかに、集団的なプログラムを提供しながらも自助を最大限に引き出していくか。麻痺側がある場合はどうしても自動での運動はアシストが必要となってきます。しかしながら、それでもギリギリの自助にて遂行できる負荷と運動形態、周りとの歩調の併せられる速度や進め方。その辺りはまだまだ研鑽の余地がある分野と言えます。リハビリテーションの理念を最も上位に掲げる私ですが、このようなリハビリ専門家が運営するデイサービスにて得ることが沢山あります。

2013-08-09 21.12.10

 午前午後の業務が終了後には、キャンナスの野津さんからのお誘いで飲み会に参加しました。野津さんは作業療法士で石巻市の牡鹿というところで、震災直後より移り住んで支援活動をしています。どこにいっても逞しく歩んでいけるキャラは、まさにこのためにあったのだと思わされます。


 野津さんには9月16日に中村格子先生の東北キャラバンの主催をお願いしていますが、特に合う予定はしていなかったのですが、偶然とはいえ奇遇でした。やはり行けば何かが起こる被災地というジンクスは、活動当初より変わらないです。気持ちがどこかで結びついて奇跡を起こしていく。そんなダイナミズムに満ちた空間ですね。
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