マッスルコンディショニングセミナーvol.1報告

マッスルコンディショニングアプローチ


マッスルコンディショニングセミナー臨床応用編Part1。祝先生による触察技術を用いた筋コンディショニングです。
今日の祝先生のマッスルコンディショニングアプローチは完全にオリジナルです。臨床20年余り原理原則を追求したからこそたどり着いたオリジリティ。

積み上げたものの重みと思いに、その声に耳を傾け、継承していく時期に来ている。ベテランも同じ目線に立って、真摯に向き合わなければならない。双方向性に理学療法のために積み上げていこう!
マッスルコンディショニングセミナーにて登壇いただいた、祝先生は淀みなく理学療法とは何か?理学療法士の専門性とは、どうあるべきか?臨床的な深みと共に、その理念と哲学、過去を踏まえた未来への展望についてなど、マッスルコンディショニング以上に時代への造形の深さがあります。どうして、このような先生が謙虚に地道に歩まれているのか⁉

クリニカルシンキング
不可逆性の変化に対してのコンディショニング。
リーズニングとも思考過程とも言いますが、この考えることによる多角的な問題点に対する統合と解釈、これこそが理学療法なのです。一つの方法論で一括りにするのは、理学療法ではありません。

手技療法とは何か?トレーニングとは何か?全ては、その成り立ちや原理原則論に行き着きます。いきなり手技のレクチャーでは、何の為に、何の意義があるのかわからなくなり、盲信を招くからです。

運動器の疼痛も炎症性と筋原性などの機能障害に分けられます。
主に理学療法では筋原性の痛みとなりますが、さらに収縮、短縮時痛と伸張痛に分けられます。さらに私たちが感じる痛みとして、情動系に関わる、いわゆる怖いという感情が背景にあるものもあります。

筋弛緩不全による筋の引っ張りという状態があります。筋繊維は収縮エリアにあるものの、実際には筋繊維の滑走が不十分で張力が低下しています。原因としては相反抑制による拮抗筋の低下などがあります。

祝先生のマッスルコンディショニングアプローチ!かなり面白いです^_^解剖学的な事実!筋肉と腱の境目は教科書とは随分違う!


伸張痛が起きているのに無理矢理ストレッチにて伸ばし続けると、筋の収縮能力を低下させてしまい、動きの低下を引き起こしてしまう。脱感作による弛緩です。スタティックなストレッチとバリスティックなストレッチをコンビネーションさせることが必要で、機能的な筋緊張を得ることが出来る。つまり正常な筋緊張とは伸びやすく、収縮しやすい状態ということである。

上腕二頭筋は教科書としては橈骨に停止しているが、解剖学的な事実として筋腹の中に停止腱を持つ。これは解剖学的な知見が無ければわかりません。つまり腱紡錘は何処に有るのか?という問いに対しては、明確に筋腹と移行部、腱が分かれることは無い。下腿三頭筋はさらに面白い構造をしています。起始と停止腱が表裏に覆われており、ヒラメ筋などは前後に繊維が走行することになる。


筋紡錘の走行は筋繊維の走行と並行である。ゴルジ腱は表面を覆っており、筋腹の表面への刺激はⅠb刺激となる可能性がある。

施術による関節角度の変化は、筋腱移行部への刺激により緊張抑制効果が高い。筋腹への刺激は返って緊張を高めてしまう傾向がみられる。

腱骨移行部はどうか?関節にはメカノレセプターが豊富であるが、全てに共通と言えるのだろうか?確かに文献上では認められる。では実際に試すとどうか?後脛骨筋と短腓骨筋の付着部を刺激した結果は?結果は有意に改善が認められた。

筋緊張を抑制する方法としては以下の二つ
⑴筋腱移行部:筋肉の形を歪めない程度の圧。1〜3キロの幅が有る。
      刺激時間は5秒ぐらい。
⑵腱骨移行部:大体は停止腱のほうが効果的。強い刺激は禁物。ここでも歩く刺激。臨床的には抑制後に関節運動を入れて上げる。

腕橈骨筋と上腕二頭筋は拮抗筋である。前腕の回内外でお互い拮抗した働きが認められる。

橈側手根伸筋と腕橈骨筋の抑制をかけると、上腕二頭筋の収縮の出力が高まる。まさに出力をコンディショニングする!
上肢挙上に対するアプローチ
外腹斜筋と前鋸筋の付着部と移行部を刺激、外旋筋に刺激、広背筋の付着部小結節に刺激、どの筋肉が原因かを確認しながら上肢の挙上を促していく。

筋弛緩状態にある筋は、容易に圧痛を感じます。
筋の状態が改善するということの指標の一つとして圧痛の軽減があります。

肩甲挙筋の走行を触診。ほとんどの参加者が間違いでした。
図版のように肩甲骨から真っすぐに伸びているのではなく、前方に斜走しL字に横突起に沿って上行します。

僧帽筋の刺激部位:真ん中は外後頭隆起、そして二横指下がりながらの上項線、項靭帯から起始します。

広背筋は大円筋を追い越すように腱になって、大円筋の筋腹と連結している。つまり広背筋腱は大円筋の筋腱移行部になる。肩関節外旋制限は内旋筋の機能不全である可能性があり、結果的に外旋の抑制がかかっている。

長母趾屈筋は腓骨側からでて内果に向かう、停止部である足趾は第一趾だけでなく他の趾にも伸びている。拇趾だけに伸びているのは0.3%、大半は二三四五趾までも繊維が分岐している場合が有る。

半腱様筋からは腓腹筋内側頭に連結が有る。付着部は放射状に広がっていたり、内側に張り付くように伸びていたりとヒトによって構造が違う。そうすると膝の回旋に影響を与え、外旋制限を呈し膝の内側の痛みが出現しやすい。

大内転筋の遠位に伸びる繊維に対して、マッスルコンディショニングアプローチをするこおで、立脚後期の内旋運動が促され蹴り出しが促通される。

坐骨結節は実は思っているほど外側ではなく内側にある。内側ハムストリングスは真っ直ぐ真下に走行しているイメージとなる。

上腕二頭筋と上腕筋の、マッスルコンディショニングアプローチにて、握りがしやすくなり、バネ指が緩解することもあるそうです。マッスルコンディショニングアプローチとは?それはマッスルコンディショニングセミナーに来てください!


主にトレーニング対象となる原因と、コンディショニングの対象となる原因についてのレクチャー。我々がすべきコンディショニングとは何か?関節機能異常の原因を整理していくと、関節運動の自由度、動力、動きの調整に筋肉が深く関与しており、リハビリにおいては能動的に動く前段階にて、セラピストとして介入することが出来る。これが、リハビリに関わるセラピストとしての実質的な専売特許になります。



マッスルコンディショニングセミナーお疲れ様でした^_^多くの貴重なお土産を持ち帰りました。
Part2は9月1日日曜日、大井町キュリアンにて、諸橋先生と高田先生が御登壇です。乞うご期待!セラピストにとってのコンディショニングの大切さを学びましょう!
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