インテイクアウト主催インソールセミナー報告

インソールセミナーin広島

ゴールデンウイークの真っ只中。五月三日四日の二日間、広島にてインソールセミナーを開催していただきした。
ほぼ始めてといってもいい広島。

フラワーフェスティバルという毎年恒例のお祭りが開催中のようで、まさに賑わいの中でのセミナー開催となりました。
広島はご存知の通り、平和記念公園、原爆ドームなど終戦後にも未来へのメッセージとして伝えられるています。焼け野原となった関東もそうですが、広島は一瞬にして全てが無くなった場所です。震災後の東北とオーバーラップさせて見るにつけ、この二年でまだまだ瓦礫の処理もままならない現状も、戦後70年経っていますが広島の街並みのように復興するんだろうかと想いを馳せました。
思いいれもあるかと思いますが、広島はやはり何か感じるものがありました。

インソールに関しては、入谷先生が不動の地位を築いていることは言うまでもありません。それだけに、そのインソールを学びたいというセラピストは後をたたない状況です。

私の提唱するインソールは、運動連鎖アプローチに必要なパルペーションが背景にあります。
床半力

感覚入力
筋肉の促通
アライメントの是正
姿勢制御の誘導


などが組み合わさっての多層構造になります。
人が抗重力下にてロコモーションできるということは、あらゆるシステムにて成り立っていると言うことを理解する必要があります。つまり、インソールのテクニックの習得という観点だけでなく、人間のシステムの理解の上にどのようなアシストをインソールによって提供するかが大切です。

病院内にてインソールを導入するには幾つかの課題があります。
①グラインダーなどの環境
②製作時間
③材料費などのコスト
④会計の扱い
⑤職場の理解
⑥適応の判断

先ずは①ですが、グラインダーは騒音と粉塵をどうするかという問題に当たります。隔離した部屋を用意することが望ましいです。また粉塵マスクや清掃も必須です。そしてグラインダーの機器に慣れないと、怪我の元になります。
②削り出しのインソーですと、どんなに少なく見積もっても2時間は製作時間にかかります。コスト重視の考え方において、この製作時間はコストに反映することは難しくなります。

③④製作費つまりは材料費さらには技術料の問題があります。自己負担してもらうにも、会計はどうするのか?という問題があります。混合診療が今後認められてくれば、また新たな展開が望めます。良くなるためのツールとして材料費はサービスと考えることもできますが、そこは事務方も含めて周りの理解がいります。

⑤職場の理解というのがとても大切です。一人で営んでいるならば、それは自己責任ですが、職場となるとまずは同僚や先輩そして上司、事務方や院長の理解も必要となってきます。特にリハビリにおいては、何でもかんでもインソールを入れるというわけにはいきません。インソールを入れるということがありきであるならば、それはシステムとして成り立ちますが、しかしながらそのような文化がない環境においては、インソールを使わなくてもなんとか成り立っていた流れに、そこにインソールを入れるための論拠が必要となってきます。クリニックであれば、ある程度の理解はあると思いますが、入院がメインの病院においては、果たして積極的に入れる対象となるかどうか?そして、そのインソールも勉強したヒトでなければいけないことは確かですが、学んできたヒトのインソールが最適であるかどうかというチェッック機構が本来は必要なはずですが、お任せになってしまう傾向にあります。つまりは、そのよしあしが分からないのです。そこにチェッックが入る機構がないと、実は適応でないのか別の方法をとるべきなのかがわからなくなるのです。
 よって大切なことはインソールの入れ方や使い方のマニュアルではなく、ヒトのシステムとしての機構なのです。そこが無ければ何故その方法が適応なのか、そしてその後のフォローは?運動療法との併用は?ようは今現在望まれていることは、ヒトの機能としての原理原則なのです。その原理原則がわからなければ、理学療法士としての専門性にならないのです。そのツールを使う名人も大切ですが、その原理原則にそった方法であることが大切なのです。その原理原則を達成するための方法として、何が適切であるかということによって、インソールも選択するのです。勿論その方法を突き詰めることで、どこまでやれるのかという限界を探求することも大切です。
 その限界への挑戦とともに、ヒトの機能の構築を合わせて進めることが大切なのです。

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