今でしょう?

今でしょう!に煽られるな!

 リハビリの業界も先行きへの不安から、新たな分野に飛び出すもの、新しく立ち上げるもの、それでもとどまって踏ん張るもの、時を待つべく踏ん張る選択は一番苦しいだろう。新進気鋭のものは真新しく輝いて見えるからだ。新たな立ち上げはアドバルーンのようで最初は華々しく注目される。

例としてプロレス界を上げてみる。
 
 力道山から始まり、新日本と全日本の二枚看板、つまり猪木と馬場の時代が始まった。他にも国際プロレスとかあったみたいだが、やはり主流はこの力道山の本流から馬場、猪木の日本に分かれたといっていいだろう。猪木は相当冷や飯を食わされ、船出は荒波だった。しかしそれが燃える闘魂としてストロングプロレスというカラーの確立になり、藤波、タイガーマスクの登場、長州力による維新群の設立などにて、一気に盛り上がった。闘魂三銃士、前田日明の若手の登場など、外人もハンセンやアンドレザジャイアントなど個性豊か。いけいけの新日本に対して、全日本は馬場の温厚な性格からもどちらかというと地味な感じであった。しかし新日本の異種格闘技路線など派手な話題は、全日本は特に関与せずわが道を行くであった。注目は新日本だったが、やがて分裂を生み出す。タイガーマスクや前田、藤原などが打ち出した、格闘技路線、プロレスのショー的な要素を省き、キックや関節技などにてタップをとるスタイルだ。そこから、パンクラスやリングスなどにどんどん枝分かれしていくが、K-1,総合格闘技が出てくると、プロレスの提唱する格闘技路線の立ち位置が難しくなっていく。一瞬で決まる総合系は、プロレスの超人ぶりを色褪せさせたのだ。ごっつい怪物的な売りだったプロレスが線の細いキックボクサーのようなイメージになってしまうからだ。ならばK-1や総合を最初から取り組んでいる者には敵わない。グレイシーなどがでてきて、Prideというブランドは一気にスターダムにのし上がる。しかしアメリカのUFCなどの興業戦争に押されたり、黒い交際が明るみに出たり、また肝心のソフトも、視聴率優先の色物興業が目立ちだし、次第に支持が薄れてきた。
 
 かたやプロレスもものすごい分裂を繰り返し、支流が多くなりすぎた。看板選手は結局はもと新日本や全日本の選手ばかりで、新しい選手が育たない。育成システムも結局は新日本や全日本の長年のノウハウに敵わないからだ。あのスターをごっそり引き抜いて立ち上げたノアでさえも、次々に選手が引退したりするなかで延びを欠いている。それぞれの団体に所属関係なくでてくるものだから、以前ほど所属間の対抗戦のような意味合いも薄れており、結局は大きな団体に乗り込んで契約するというスタイル、いわゆる非常勤にて働くフリーの契約選手も増えている。
 そして10年いや20年という多くの荒波に翻弄されて、何度もめげそうになる屋台骨を支え続けた、新日本は今や第二次といっていい勢いを取り戻そうとしている。その最大の理由は育成によるスターが輩出されているのだ。ようは客を呼べるチャンピオンが必要なのだ。全日本もノアの離脱などかなりの痛手をこうむった時代を経て、まだごたごたしながらもやはりしっかりと伝統は残っており、間違いなく潰れることはないだろう。
 一体何か言いたいのかというと、本流とな何かをしっかりと強く心に持って、支流をつくるにも必ず本流を太く強くするためにやるべきなのです。

 新たな川を作るのも結構だが、それは本流への反発心や対抗心というレベルのモチベーションときっかけでは、続きませんよということです。本当に新しい何かを作りたいのなら、本流の世界とは縁を切って、全く別建ての世界に飛び出すべきです。最後の一人になっても続ける気持ちが無ければ、誰かに頼っていたり、その団体や人に寄生していたのでは絶対に無理ですよということです。飛び出すなら一人でやれよということ。巻き込むなということです。本流に留まるり発展させるのは、あらゆる年代の価値観の違いが混在しているため、一筋縄に行きません。その壁に心が折れる人は沢山いるでしょう。その時に新しいい世界が光り輝いて見えるのは仕方ありません。そんなに人は強くないので、それは責められません。せめて光をともし続けることができる、理学療法という協会を作り上げるのが、私も含めた皆さんの責務なのです。

離れても旅に出かけてもいいので、戻ってくるのも10年先でも構いません。

 そこは理学療法愛でいずれはどこかで、力を結集していく気持ちを持ち続けましょう。
だから今はやりの皆一斉に「今でしょう」ではないのです。今は時期でない、自分のタイミングの各々の今でいいのです。

スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0