予防と姿勢制御

運動連鎖道場13期の第二回目がスタート

テーマはセンタリングつまりは軸になります。軸の定義は真っ直ぐに立っていることではなく、動揺に対して元に戻れる能力になります。
その動揺の軸に体幹は重要な役割を果たしますが、固まっていて制御できません。つまりは、軸とはぶれないという要素であり、それは止まっていることではありません。動いていても安定するためには、制御つまりな固まっていては折れてしまうのです。
姿勢制御の考え方
 膝の拘縮の記事でも書きましたが、姿勢制御の範囲をみることで機能障害の誘因を探ることができます。
つまり、関節運動学的な観点や筋緊張のリリースそして神経系へのダイレクトなスポットへのアプローチももちろん有効です。つまり、部位としてのアプローチは医学の基本だからです。しかしながら予防や活動といった観点からのアプローチがこれからの日本には求められています。
街づくり、コミュニティ、つまり本当の暮らしのなかの価値を見出していく時代においては、その生活を作るためのパートナーとしての役割の一旦をセラピストが担っていけるのです。時代とともに価値観も変わってきます。その変化の中に我々も進化と適応を繰り返していく必要があります。

腰痛と姿勢制御の関係
 抗重力のなかで姿勢制御や移動動作において何らかの負担がかかることによって、膝や腰に負担がかかり障害となることを考えると、間違いなく予防や改善には姿勢の制御の動態について煮詰めていく必要があります。
 道場生のなかでも鈍痛を腰部に抱える人がおり、矢状面の姿勢制御において必ず腰椎の屈伸が見られる参加者がいました。
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つまり姿勢制御の身体部位の配分として、過剰に大きすぎるとことは負担が大きくなるということです。これは徒手療法にてモビリティを増やせば、楽になるという観点ではありません。徒手療法の結果、姿勢制御の配分が股関節や足部が増大するならば、結果的に永続的な改善をみることができるでしょう。しかしながら、この姿勢制御の配分が治療後も変わらないのであれば、それは繰り返し症状がぶり返すか、その場限りの楽ということになります。
 そういった観点からもまずは、どのストラテジーを評価するのかをターゲットとして既定することが大切になってきます。postural controlにおいてはhipとankleがメインとなった制御の記載ですが、当然膝や脊柱の関与は少なくありません。そういった観点からも姿勢制御の解明は緒についたばかりなのです。
 生活の中で予防していくということは、腰痛体操などのエクササイズを行うということだけでなく、普段からの身体の使い方の背景にある姿勢制御の範囲に目を向けることです。

身体軸とは何か

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 身体軸とは構造的な正中線というわけではありません。何故なら半側空間無視のある患者さんが、身体の物理的な観点にてバランスがとられているわけではないことをみても明らかです。脳内の身体イメージがどうなっているかによって、変わってくるものなのです。ただ、脳に問題がないという前提においては、ある程度は体性感覚が正しく脳にフィードバックされますので、かなりの割合が構造的なバランスに寄っているといえます。
 その要となるのは脊柱としての骨や椎間板ではなく、やはりその脊柱を取り巻く筋肉が重要な役割を背負っています。その中でも特に必須となるのは腰方形筋と腸腰筋になります。

 主動作筋は他動的な関節運動であっても必ず働いています。よって他動的に股関節屈曲制限があったとしても、それは関節の形状に問題ないのであれば筋肉の誘導の問題です。拮抗筋が硬いからという二関節筋の関与があるSLRなどは別ですが、股関節が詰まるというような症状については明らかに筋の働きです。よって最大屈曲にて片足起立のようなパフォーマンスをテストするとよくわかります。

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