21人の輪

Category: 東日本大震災
南相馬紀行~つながる支援の輪~食~

 1月12日土曜日の夜。仙台での福祉用具および介護ロボットのシンポジウムに参加して、その足でレンタカーを借りて一路南相馬に向かいました。目的は昨年末にも訪れた浜通り訪問リハビリステーションのスタッフとの会合です。会合といってもどちらかというと懇親の意味合いが強いです。
 どこで落ち合おうということになり、特に決まってもいなかったことと、リターンで仙台に戻らなければいけなかったので、やや仙台よりの相馬にあるレストランを私のほうで提案させてもらいました。
そこは2012年5月5日放送スペシャル 震災を生きる子どもたち「21人の輪」をテレビで見た時に、苦渋の中で再開したお店でした。番組内容は地震・津波・原発事故の影響を強く受ける福島県相馬市で暮らす、6年生たちを1年間にわたって見つめるドキュメントです。動画も検索すると出てきますので是非ご覧ください。

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 レストランの名前はポマドテール(相馬市程田字薮内前310)という洋食屋さん、こだわりのお店は評判をよび遠くからも来店していたということです。19年間積み上げてきた誇りが地震とともに崩れ去ったような気持がしたと鎌田さんは言います。まったくやる気が出ず再開する気になれなかったようです。
 百子さんという娘さんがいるのですが、このお店とお父さんも、百子さんにとっても誇りだったとのです。百子さんの気持ちの中でもやもやしたものがあり、その理由の一つが店が開かないということなのかもしれないと、その美味しいハンバーグを食べたいという思いから父親が一念発起して再開したことが放送されていました。食材も厳選され、食育という観点からも講座を開催しているそうです。お客さんの70%は県外つまり震災後にこの番組などをみて駆け付けた人たちです。今でもNHK関係者、芸術家、ボランティア団体の人帯、そして個人支援を展開している人たちなど、その一つのシンボルとしてこのレストランは機能しています。遠くに避難している地元の人たちもひと月に一度このお店に集まってきて憩いと交流の場になっているようです。本来なら地産地消の地元のものが重宝される料理ですが、逆にここではお客さんが敬遠します。よって北は北海道から食材を仕入れているそうです。この料理つまり食の効能は、単に集まるだけでなく美味しい元気になる真心こもった料理を食することで元気になります。家庭料理の味は活力に結びつきます。

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浜通り訪問リハビリスタッフとポマドテールオーナーの鎌田さんです。お子さんの百子さんの一言、そしてそのお店の再開への思いがなければ開いていなかったとおっしゃってました。

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今も多くの全国からの支援や応援があるということをお聞きして、表立っては風化していっているように思いますが、脈々と人と人との絆はつながっているんだなと思いました。また個人というつながりこそが、最も実感のできるそして一人一人ができる支援活動なのかもしれません。

浜通り訪問リハビリスタッフも隠れ家的な落ち着ける場所が見つかることで、明日からの仕事に勤しんでくれればと思います。仙台から車で混んでいれば一時間半ぐらいかかりますが、是非寄ってみてください。

ポマドテール営業時間
AM 11:30~PM[2:00
PM 5:00~PM9:00
定休日 
 月曜日 第三日曜日
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