運動連鎖アプローチin長岡報告

運動連鎖アプローチin長岡 報告

2012-12-01 13.12.56
極寒の初雪が吹きすさぶ中、長岡での運動連鎖アプローチ研修会が12/1-2に開催されました。今年は秋が無いと言われている中で、本当に急に寒くなったような感じがします。まだ寒さへの転換ができてないので、とても身体にこたえましたね。実感として寒いから問いって、厚着をして防寒ばかりで対処していたのでは耐性がつかないですね。敢えて二日目の朝には冷水のシャワーを浴びて肌を引き締めました。すると、寒さを昨日ほどは感じなくなりました。
 今回は世話人は鈴木恭平君といって、運動連鎖道場の新潟出身者になります。私が帝京長岡高校高校バレー部と20年来のおつきあいということもあり、長岡にてクリニック勤務の鈴木さんに引き継いだという経緯もあります。長岡には昨年だかに来た時よりも、街中にイベントやセミナーなど人が集まるコミュニティーがとれる会場が出来上がっており、文化的な変化が見て取れました。今夏は長岡駅前の「まちなかキャンパス」という新しい箱ものの中にあるスタジオスペースにて開催さえていただきました。その建物の中には中越地震の記録を展示したスペースが広く置かれており、その記憶を留めるための試みも見られます。コミュニティーの場、いつでもそのキーワードは全国共通であると感じます。
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 今回はセラピストの参加は10名満たないほどでしたが、学生さんが22名も大挙して来られており、私も初めてこれほどまでに学生さんがいる研修会は初めてでした。鈴木さんの母校である新潟保健医療専門学校の学生さんで、一年生が大量に来られていたのにもびっくりです。私が一年生の時にセミナーに参加しようという発想は全くありませんでした。一年生の秋というと、それこそ本当に何もわからないという印象しかないなかで、それでもしっかりと実技やメモをとって取り組む姿勢には、むしろ教育とは何だろうと逆に考えさせられるようでした。その食いつき方と好奇心に満ちたまなざしと取り組みには、既に働いている理学療法士とは違うPTSのエネルギーを見たようでした。
 今回は歩きとランニングの運動連鎖アプローチというテーマです。歩きとなると、もうこれはあらゆる要因が考えられるわけで、その切り口は無限にあると言えます。できるだけ実技を多く体験的な内容を盛り込んで行くことで、知識と実感という両方の入力を入れて行きます。学習とは実はインプットとアウトプットそして身体にて実感すること、言い換えれば体性感覚にて覚えるということになります。幸いにしてbodyworkにて実践して体感してもらえるルールを盛り込むことで、特に学生さんのまだ未開発な身体感覚を引き出すことになると思われます。頭での知識はおそらく忘れてしまうでしょうか、身体での記憶は延々と残るからです。

2012-12-02 12.00.41
 運動連鎖とは隣接関節が鎖のように連動する様をいいます。そこには筋肉の作用が必須となるわけで、可動域全周にわたり筋の誘導が不可欠となります。その隣接関節という視点は狭義の運動連鎖であり、実際には地上にて重力下の中にて制御されているべきものです。姿勢制御の中に運動連鎖が内在しているといことになります。重力下における抗重力バランスがあってこその円滑な動きということになります。実はその視点が無ければ、真の意味での動きを司る運動器を合理的な運動連鎖につなげられないのです。つまり。重力下における姿勢制御とは反応と反射が伴います。立ち直り反応、平衡反応、無意識かでの反応です。この反応はひっくるめれば、正中に保つための重力線に対して、もとに戻るための反射と言えます。崩れたという情報を何に対して崩れたのか、そして何処に戻して行くのかということを身体は知っていて、その指標が両足からの足底感覚そして仙腸関節の歪みゲージ、脊柱の椎間関節が織り成す情報伝達、平衡機能の中枢である三半規管ということになります。その三半規管は眼球運動と切っても切れない関係にあり、顎や上位頸椎として肩甲骨などの不安定な身体部位からのモニタリングにより、身体の平衡バランスをフィードバックして姿勢制御のための礎としているのです。
 そのためには足が欠かせないツールとなる。足のアーチはたわみが必要となる。これはどういうことかというと、アーチという形態的な物差しだけでは不十分だということだ。足は扁平足は良くないことは誰でもわかる、しかしながら、凹足はどうするのか?足のアーチがあったほうがいいということであれば、凹足もあってしかるべきということになる。しかしながら、凹足は私が経験しているように足底腱膜の過度な伸張を引き起こし、アーチとして必要なタワミが損なわれてしまいます。たわみとは何か?それは姿勢制御において、一歩の準備となるべきコンマ何秒の準備を与えてくれます。姿勢制御は関節のストラテジーとともに、基底面を超えた外力においてはステッピングが出ます。このクロスやサイドへのステップ、そして上肢や脊柱の反応を引き出すための、キューとなるのです。まずは外側のアーチがしっかりと要となっていることが必要です。写真は研修会に参加していただいていた参加者の完璧なる立方骨のアライメント、つまり外側アーチです。
 またこのような学生さんの啓蒙を促すような試みをしていきたいと思います。鈴木さんを始めスタッフの皆様ありがとうございました。
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