痛みの閾値

痛みの閾値の下がった患者に対するアプローチ

(質問)
 筋膜の評価をしていると触察ごとに流れが変わったり、流れがなくなったように感じる患者様がいるように思います。共通の印象として心身ともに過緊張状態で、臥位でもそわそわしている。不定愁訴が多い、触っている部位とは違う部位に痛みを訴える(足趾を触っているのに肩、頭頂部を痛がる)などです。なかなかリハビリの効果も十分ではないように思います。頭蓋療法が適用にも思うのですがなかなかそこへ踏み込めないのが現状です。何か少しでも治療効果をあげられるヒントがあればお教えください。やはり頭蓋から上位頚椎の変位を調整することが先決でしょうか?

(回答)
むち打ちの急性期の方などは同じような症状がありますね。また交感神経の過緊張タイプ、もしくはなんでも全力で取り組むタイプのヒトにもあてはまるかもしれません。ズバリ、足の裏から攻めてみてください。足の裏は少々のことではリバウンドしない特性があります。あれだけ足裏療法などでひーひーいっても帰る時には何事もなかったかのように歩けます。むしろ調子がよくなりますよね。踵は骨盤帯と連鎖してますし、その踵は足趾と関係が深いですので、まずは骨盤や股関節の変位を評価しそのアライメントを改善できそうな足部への刺激をいれることです。アライメントが変わって、機能的には何が変わるのか?何をクライアントは自覚できるのか?ここが大切です。この確認は呼吸でみます。呼吸がしやすくなるはずです。調子が悪い時の腹式呼吸は能動的に腹筋が収縮弛緩していて全身に力が入っています。本来の呼吸は横隔膜の動きで結果的に腹部の動きがおきるものです。あとは腹部を呼気とともに凹ませれるかどうかをみるのもいいと思います。良い感覚入力は脳神経に必ず良い効果をもたらします。呼吸をみるのは簡単でとても効果的ですよ。
 一か所でも改善を自覚できると痛みの閾値は下がってきます。または筋膜が落ち着いてきますので、そこから普通の評価に入ってみてください。
 上位頸椎はむしろ触られたくない状態と察せられますので、そんなときは頭蓋は確かに効果があると思います。頭蓋も上位頸椎に機械的刺激が極力入らないように、タッチぐらいの刺激で頭蓋にアプローチすることです。運動連鎖道場の第三回でもやりますので、詳細はその時に説明いたします。
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