菱形筋の促通

菱形筋の強化

2012-09-29 13.39.50


菱形筋は肩甲骨の安定性を担っている重要な筋肉になります。
肩甲骨の内側がwinggingする現象に対して、菱形筋の強化は古くから肩関節の機能障害には欠かせない要素となっています。
その強化方法は肩甲骨の内側を寄せるという何でもない運動ですが、これが意外にも効果がない。効果がないということが多々あるということも、あまり疑われていないとうのが現実です。

菱形筋とそして前鋸筋は、肩甲骨を胸郭から浮かないように引きつけておくための筋肉です。つまりは、肩甲骨が浮いてしまったら、それは上手く使えていないということになります。
肩関節を、移転外旋位にて肩甲骨を寄せる動きは、見た目には脊柱傍筋が盛り上がり目的を達成出来ているように思いますが、実はその後に肩甲骨を動かすと硬くて可動性が低下していることが分かります。
つまりな僧帽筋が促通されてしまうことで、肝心の菱形筋が抑制されてしまい、かえって可動性が低下してしまうのです。可動性においては肩甲骨の外転よりも内転が低下します。
特に腕を前方に伸ばした肢位にてプロトラクション、リトラクションすると特にリトラクションにて制限がおきます。リトラクション時に三角筋や大胸筋などが固くなると、それだけでリトラクションはストップしてしまいます。プロトラクションのほうが筋肉が伸長肢位になるため、動作としては容易なのです。
またプロトラクション時に僧帽筋が効きすぎると、肩甲骨は浮いてしまうことで、胸郭の表面を滑らなくなるので、これはこれで制限因子となり問題となります。ただし、前鋸筋と菱形筋が事前に促通され肩甲骨の安定性が得られた中での、僧帽筋の促通はかえって可動性のさらなる向上につながります。
リトラクションということを言えば、アウターのリラックスとともに腋下のテンションも重要な因子となります。腋下の筋肉の緊張は、実は肩甲骨の挙上位、僧帽筋上部の緊張とも関連しており、結局は肩甲骨のアライメントがズレることにより、可動性の低下をもたらします。腋下筋群のリリースがここまで肩関節の可動性に関与しているのかと思うほどに効果があります。
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