運動連鎖道場in広島報告

運動連鎖道場in広島報告

6月30日月1日、運動連鎖道場が広島の福山にて開催されました。全四回シリーズの初回になります。
今回のテーマは膝と足になります。
 運動連鎖というと足部と膝のアライメントが歴史的にもなじみやすいところですが、隣接する関節の関係性のみでなく、身体全体の機能としてのフレームから考えると、下肢の多関節リンクという考え方は今までもありましたが、現在では既に機能障害の機序や、パフォーマンスの向上における理論展開には至らないといのが事実です。

 特に身体機能を考えた時、下肢末端の部位的な意識性ではパフォーマンスの向上に支障を来す可能性があります。外観からみた、専門家による論理は部位間の関係性についてのアプローチは、一見理にかなったいるように見えますが、障害論というところから発展した論理から、身体機能の原理原則という観点からの見直しが迫られています。

 身体機能の原理原則
①重心のコントロール
②身体軸の構築
③抗重力コントロール

 重心のコントロールとは、抗重力下における床半力のコントロールが不可欠です。重力下にて活動しているということは、その物理的な力を無視出来ません。あくまで重力のなかでどのように適応していくかということが原理原則となるのです。そして末端の四節における、隣接間の関係性を症状に基づいて治療していくということになります。
 重力のコントロールに不可欠の要素は、横隔膜と肩甲骨になります。つまり、抗重力において床半力が足底より立ち上がります。その床半力は足部への荷重によって規定されます。その足部は柔軟に変容できる機能を有していますが、その足部の障害は多様であり、コンディショニングも用意ではありません。その足部の荷重を常に新体内にてコントロールできるように吸収する機能が不可欠です。立っていれば自然に重心が決まる訳ではなく、人為的に重心のコントロールセンサーがあるのです。それが横隔膜と肩甲骨です。つまりじっと立っていても、肩甲骨と横隔膜は上げ下げできるのです。上げ下げできるということは、体重そのものは変わらないまでも、新体内の重心のコントロール、そして自覚的な足底への荷重感覚の変化がおきます。

 重心のコントロールに不可欠なのは横隔膜の動きに伴う、骨盤輪の動きになります。この呼吸に伴う骨盤の開閉こそが、下肢への運動連鎖をつなぐ核になるのです。つまり運動連鎖の最小単位は呼吸であり、その内圧変化が四肢末端に伝播していくということになります。そして拡張性は胸郭と骨盤輪が担っており、その広がりが関節運動をサポートするのです。つまり関節は筋肉いより動いているだけでなく、呼吸による拡張性によってサポートされるのです。
 重心のコントロールは横隔膜そして肩甲骨のコントロールにより安定性を得ることが出来ます。肩甲骨は二足直立により挙上しやすいという宿命を背負っています。デスクワークなどの生活習慣、心理的にも肩甲骨は影響を受けることを考えると、そのコントロールは意識的にある程度する必要があるのです。
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