陸前高田復興特区事業 訪問リハビリ業務開始

Category: 東日本大震災
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仮設住宅を訪ね、住民にリハビリステーションのチラシを手渡すスタッフ(12日午後、陸前高田市竹駒町で)

国の復興特区法に基づく「保健・医療・福祉特区」で全国適用第1号となった薬局経営の「ロッツ」(陸前高田市竹駒町)が12日、訪問リハビリ事業をスタートさせた。同社は、陸前高田市などで支援物資の配布などを続けてきたNPOが出発点。仮設住宅に引きこもっている高齢者が多く、地域との交流や運動する機会が少ないことを心配しており、生活不活発病の予防などにも取り組む考えだ。

 訪問リハビリ事業の拠点として、この日、ロッツの経営する「とうごう薬局」の隣に「あらや訪問リハビリステーション」が開所した。初日には、理学療法士が市内の女性宅でストレッチなどのサービスを約40分間行ったほか、スタッフが市内3か所の仮設住宅でチラシを配布した。

 同市竹駒町の仮設住宅に住む小野田高志さん(75)は「運動不足の体がほぐれるほか、会話することでリラックスもできそう」とリハビリステーションの活動に期待する。

 震災後、同市で支援物資などを配布していたNPO「ロッツ災害支援プロジェクト」では、震災による津波で市中心部にあった薬局が全壊したことを受け、会社「ロッツ」を設立。昨年7月にはプレハブの「とうごう薬局」を開局した。同薬局は土日もオープンしており、同11月には大船渡市に支店も出した。

 富山泰庸社長(41)によると、仮設住宅の建設に伴い、引きこもりがちになっている高齢者が多く、運動不足やストレスによる病気が懸念されるという。今後は訪問リハビリ事業を通じて、「要介護認定者へのサービスだけでなく、仮設住宅を訪問し、人と人が交流する場の創出につなげたい」としている。

 訪問時間は午前9時~午後5時頃まで。問い合わせは同ステーション(0192・53・1122)。

(2012年6月13日 読売新聞)
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