運動連鎖ゼミコーススタート

運動連鎖センタリングゼミスタート

 5月4日に一般社団法人フィジオ運動連鎖アプローチ協会になるにあたった、運動連鎖インストラクター(仮称)の養成講座が始まりました。まずは理事とスタッフを対象に試験的に開始しました。
運動連鎖道場としても早12回目を数え地方開催と合わせると20回のべ200人以上の卒業生を数えます。
おかげさまで、各々が自らの考え方をもってそれぞれの道を歩んでいる姿を見るにつけ、どのような形であってもそれは喜ばしいことです。
 どのような教育体制を敷いて行くか。何処でもコースとして開催してアップデートをしています。カリキュラムとしてしっかりとしたものであることも大切ですが、大学のゼミの役割というのは自由な討論の中で深めていくことにあります。臨床思考過程そして自らの言葉で医療従事者としてしっかりと説明することが求められます。
 技術的には若いセラピストであっても、習得は早いです。おそらくこれが教育課程の違いだと思います。私が理学療法士になった20年以上前は技術的なもの、感覚的なものは排除するという時代でした。経験年数が高いものほど新しい知識や特に感覚的な技術系は苦手とします。それは自らの概念の中に常識として存在しないからです。それが当たり前だと疑いのない世代の吸収は早いです。よって10年以上研鑽して身に着くものもありますが、実はその既成概念のせいで習得できないのです。
 感覚的な世界に違和感のない世代は本当に強いです。しかしながら、理論がから入って技術的な習得に二の足を踏んだ我々の世代は、常にどうしてそうなるのか?これは理論的にはどのような説明できるのかというという思考にて歩んできました。理論をきいて自ら工夫するヒントにして考えるというのがスタイルです。しかしながら、全く新しい概念や思考や感覚入力そして脳の使い方といったパラダイムシフトには踏み出せません。考えて進むということはあくまで、自らの考え方の範疇にとどまるからです。

今回のゼミコースの狙いはディスカッションです。そして論理的思考を導くことにあります。技術的に優れたセラピストが近年、理学療法士のなかでも多くなってきました。明らかに以前より結果の出せる理学療法士は増えました。それは、論理的思考が主だった理学療法士から感覚的なモードに長けたセラピストの台頭を意味します。以前から理論派と感覚派というのは、ともすれば対比されていました。しかしながら、その対比は理論派には敵わないというのが常でした。しかしながら、現代はいくら理論が長けても実際に効果が出なければ何もならないという世間の風潮が背景にあります。よって、以前ほど論に長けた人が優位になることはありません。世間そのものが政治やスポーツの世界においても結果を残さなければ何も変わらないことを知っているからです。
 しかしながら、結果がでればいいという風潮は良くなれば何でもいいということにもつながってきます。理学療法士が理学療法士であるゆえんは、やはりリハビリテーションをベースとして理念として治療体系であるからです。他のあらゆる治療法用やアプローチは身体機能に関して言えば多種多様にあります。それのどれを使ってもいいということになると、それは理学療法学としては残りません。良くなれば何でもいいという風潮の世界にも長くいますが、既に他の領域から学んだ物については、その業界で既に体系づけられた流派から学んでいるのです。ということは、どこでも少しかじってとい方法は軸のない、ころころと流行に流されることになります。一時的に風靡することはできても、その医学という歴史のなかで継承していくというならば、それは理学療法の神髄とは何かを突きつけなければいけません。
例えば料理でも美味しければなんでもいいという観点にて、フレンチも和も中華も全てフルコースで美味しくというのは、かえって中途半端な状況に陥ります。そのこだわりと、その探求度によって説得力がでてくるのです。まー若い時には私もあれやこれやとやっていたので、人のことは言えませんが、少なくとも理学療法というものえの拘りのないセラピストが増えることは、異端児として少数派の場合は注目されますが、それが多勢になったときには邪魔の何者でもありません。王道としての理学療法について実は何の指南もないのが現状ですので、若手がでは何をどうすれば理学療法としての神髄なのか?との問いには答えられないことは確かですl。これは先輩である我々の責務でもあります。
 ゼミにおいては、単に良くなったとか変わったという段階から、臨床思考過程について学んでいくものです。新しいタイプのセラピストが多々輩出している理学療法業界において、その流れの中でファシリテーターとしてナビデートしていく役割が不可欠です。
 是非、理学療法の神髄についてその哲学と理念を纏えるように頑張りましょう。


 




 
 
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