運動連鎖道場in静岡報告

COREと足の運動連鎖

 今回は足の運動連鎖と軸をテーマにして開催しました。足のアプローチはインソールも講座に入れていますが、インソールの作用つまり足の作用と体幹の連動性について軸コアーという観点から分析していきました。

「軸とは何か」そもそも軸とは何か?ということを論議しなければいけません。軸が必要だと言われて否定することはできません。軸というのはイメージとしてしっかりとした支柱として支えというイメージがあるからです。では身体における軸とは何か?その答えは難しいです。まず正中重力線上を通ることについては、ほぼ等しいように思われます。しかし左右対称であるということが軸の条件かといわれると?となります。左右対称であるにこしたことはない。しかし実際に左右対称な人間はどれほどいるのか?内臓の位置も利き足や利き手においても左右差がある中で、構造的に左右対称というのが果たして成り立つのだろうか?
 リハビリにおいてもゴールが左右対称とはなかなかなりえません。それを目的とする理念はないからです。私は4分割バランサーという体重分割計にて測定をしていたことがありますが、確かに重心動揺のCOPなどが中央に集積していくほうが機能的な判断としては良しする基準となります。しかしリハビリにおいては動作やアクティビティーの遂行が目的であってバランスの良い身体は必要十分条件にないのです。よって左右対象という命題においてはリハビリ現場では手つかずなテーマなのです。カイロプラクティックなどでも左右の脚長差の是正ということろが基準になることがあります。その脚長差の是正によって機能的な施術の合否を判定するのです。
 身体の内在的なバランスを整えることで健康という身体を得ることを目的とします。つまりカイロプラクティックやオステオパシーなそは健康そして恒常性という理念にて施術をするので、その身体機能としての評価にて帰結するのです。しかしリハビリにおいては身体の内在的な恒常性を対象としているわけでありません。前提条件としては健康でなければ活動もないだろうとう観点では全く関係ないことではないのですが。
 ようは視点の違いです。恒常性を対象としているからいいとか、活動の視点があるからいいとかではなくて、そのそれぞれの理念にそって住み分けとリスペクトが必要なのです。
 さて話がそれましたが、この軸とは英語ではコアーCOREとなりますが、棒のような動かない芯という意味合いだけでなく、その芯というからには動いても折れないというイメージです。ビルの耐震性も揺れるからこそ耐えられることを考えると、固まった柱では脆いということになります。軸というからには安定したた芯、つまり熱の棒ではなくカーボンのような粘弾性を有していることが必要不可欠です。

軸とは芯とは何か
 では身体における粘弾性を有した軸とは芯とはどのようなものなのか?まず骨と靭帯性にて支持されていない姿勢ということが言えます。骨性と靭帯性に支持は大きな外力に対して最後の砦として必要ですが、普段の生活のなかにおいてはむしろ筋肉にてコントロールされるべきで、無駄に骨性と靭帯性に支持されることでかえって機能障害と変性を招いてしまいます。
 自らの身体感覚にて中心と感じる場所にて自らの身体を保持してください。といわれると各々のやり方で中心へと内観しながら誘導していきます。それは間違いなく左右差が無い姿勢に近づいていくことになりますが、その左右差が全く無くなるかといわれるそれはノーです。肩の高さや姿勢の傾きが他人に指摘されて初めてわかるように、自らの身体感覚においては判らないのです。脳はいいように情報を修飾してできるだけ、違和感のないように錯覚させることの達人ですので、自分の自覚的な症状や感情や気持ちにいおいては最も分かっていると言えますが、客観的な姿勢や動きにおいては判らないことのほうが多いのです。

腹横筋の弊害:実は腹横筋はstabilityにおいて最たる機能として重視されていますが、実際には優位になりすぎて固まってしまっている腰部体幹になっている人がいます。緩いよりはよっぽどいいわけで、高齢者や手術後の患者さんにおいてはむしろ望ましいと言えます。しかしながらさらに固定性から安定性へと移行する段階では、固まった腰部体幹はむしり邪魔になります。腰方形筋や腸腰筋による特化した動きがあるのですが、その他筋による活動を邪魔してしまいます。しかし大半は足りない人ばかりなので、腹横筋をベースとしてアプローチが適応です。しかしインストラクターなど職業とするべく突き詰めた人においては弊害となっている場合がみられます。bodyworkでさえも偏っているということです。機能的な身体のベースであるはずの腹横筋ですが、結局はある一つの理念や考え方に身体を当てはめること自体に無理があるのです。

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