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最近は特に足の重要性を感じます。足の内在筋の促通をするとセミナーなどで参加者からの感想も
①足の裏が分厚くなった感じがする。
②足にバネができた感じがする。
③温かくなる
などなど、予期せぬ感覚に驚きの声があがります。予想外の効果といったほうがいいでしょうか?それだけ足の裏はセラピストである我々が体験しても画期的なのです。同じような画期的な場所としては、顎や頭蓋もそうですね。共通しているのは効果の持続が高いということです。四肢体幹ですとその場で楽になっても定着するまでに数カ月の継続したトレーニングが不可欠ですが、足底や顎顔面頭蓋に関しては数日の持続時間があります。頭蓋顔面では1週間ぐらい、足底でも3日ぐらいの継続した効果が感じられます。

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足の裏は写真のように足根骨が密になっています。この骨をダイレクトに最初は動かすことにトライします。しかし間もなくその固さというか手が疲れてしまうことに気付きあきらめてしまいます。
そこでテーピングやインソールという素材へのトライが始まります。テーピングも即効的にはかなりの変化がみられ、特にスポーツ現場では欠かせません。しかしテーピングは被れたり、その技術が患者自身に伝授できなかったり、そしていちいち巻くことの手間、コスト、効果持続の短さなどもあり、一般的に常用することはなくなります。そこでインソールです。眼鏡のようなもので、付けているうちは永続的に効果がありあす。靴を履いていれば効果が持続する。こんないいものはありません。しかし、家屋であったり、靴でない時の対応が難しくなります。日本人は意外にはしっかりとカップのある靴を履かなかったりと、靴習慣がもともと無い文化がまだまだ見受けられます。

足の運動療法が遅れています
セミナーではよく言うのですが、足の運動療法はとても遅れています。私が理学療法士になった20年来それほど変わっていない印象です。その間にもYAMUNAなどのbodyworkの世界において、ボールやアイテムを使った足のエクササイズのコンセプトが見受けられました。私は内心これはまずいなと感じたことを覚えています。それは、理学療法においてはインソールの効果があまりにも多大であったため、運動療法などの効果と進歩が逆に停滞したのです。インソールやパッドにて足は自然に良くなる。筋力やアライメントにおいても改善するという論法です。これは今でも根強く残っており、インソールの効果は認めつつも拡がりの遅さを見るにつけ、やはりインソールのできる環境が少ない現状を踏まえると、その足の機能に基づいたコンセプトによる運動療法の普及こそが理学療法の足に対する裾野を広げてくれるものと思われます。

凹足を治す
足のアーチの低下つまり偏平足に関しては比較的問題視され改善するための方法や意義が論じられます。しかし凹足においてはあまり問題視されることが少ないです。凹足というのはアーチが高いというだけでなく骨性に固く柔軟性が無い状態です。言ってみればこれも足のTrass機能が低下しているということですので、弊害が多々あります。まずは固い足のために足底は使いません。固い石でできた橋のようなもので、脚の柔軟性が無い分、ダイレクトに床反力を中枢に伝えてしまいます。つまり立脚中期のたわみが無くなるのです。このわずかな沈み込みこそが足にとってそして歩行にとって不可欠なのです。経験的にはこの足のたわみが無ければ立脚中期不全に陥ります。単にアーチが形成されているからいいというわけではないのです。立脚中期不全は中殿筋を有効に使えなくなるので、これも問題です。LTTやTFLなどの負担を増大させ股関節の内外転のラグを生みます。膝の回旋にも影響を与え、この立脚中期での受動的な内旋運動が欠如することで膝の内反変形を増長させることも考えられます。

足のたわみを形成する  凹足へのアプローチとしては、前脛骨筋や後脛骨筋、そして腓骨筋への促通をします。内側アーチを形成する骨が形成する関節が固いわけですので、筋肉を作用させなければ柔軟性は得られません。本当に不思議なことに見事に足のアーチのたわみが回復します。体験した人は荷重時にぐにゃっとする感覚があるので、最初はびっくりします。そのたわみの余韻の意味を理解して活かすことで正常歩行につながるのです。
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