石巻市活動報告

Category: 東日本大震災
12月15日木曜日、先週に引き続き高速バスにてぜろ泊三日のダンガンツアー?にて石巻市にリハビリ支援活動にいって来ました。現在、FTFでは石巻市からの委託事業に入っており、いわゆる従来までのボランティア活動からは、趣が異なる活動になって来ます。主に仮設住宅の福祉用具の適応についての調査と評価を行います。災害救助法が今年度一杯適応となるため、急務な活動になります。主にFTFでは雄勝と河北という地区にて活動してきまきたが、今回の石巻市からの委託事業に関しては渡波地区もエリアとして入っています。渡波地区は石巻市の中心部にあり、沿岸部に面しているため甚大な被害のあった地域です。
仮設住宅は石巻市だけで8000あまり。雄勝、河北、渡波、合計で1500あまり。その全てを一軒一軒見て回るわけではないのですが、事前に市のほうで下調べしており、福祉用具の希望者リストをもとに詳細にリハビリ関係者が評価をして申請書類を作成するという手筈になります。
よって今月より募集して入ってくるボランティアは、住宅改修などに普段から関わっているPT.OTが多いです。自分に何が出来るのか?と考えた時、具体的にやる事が決まっていると、支援を申しでやすいのです。リハビリという職種はそれだけで、被災地支援になることは私はわかっているのですが、やはり初めての人は自分に何が出来るのかと考えてしまいます。しかし、震災から八ヶ月が、立った今でも何かをしたいと心に思っている人達は沢山います。今の時期に何か出きることが残っているのか?協会の募集も終わっており、もうボランティアのニーズはないのではないか?そう考えても不思議ではありません。個人の活動を主体として成り立っているFTFは、個人的なあらゆる状況に合わして自らが選択出来るメリットがあります。
ボランティアは今一つの過渡期にあります。まだまだ足りません!というフレーズも似つかわしくなくなって来ました。ライフラインや生活物資など、補給路が絶たれた状況からは脱し、生きていく最低限の環境は整いました。しかし生活を取り戻すという視点に立てば、よほど深く入らないと見えてきません。
一月前に石巻市の住人の方とお話させて頂いた時は、支援慣れからの脱却。ということが一つの課題としてあげておられました。施しを受け続けると、自ら消費活動の意欲を削ぎます。例え、震災前に普通に働いていた人でも、延々と受け身になっていると、そのスタンスが学習されてしまい、駄目になってくるのです。これは他人事ではなく、誰にでも起こりうる事なのです。学習や教育とは恐ろしいもので、個人の意思だけではどうしようもない次元というものがあるのです。先月の時点でも、パチンコに溺れたり目標もなく過ごしている人達と、このままではいけないと立ち上がりだした兆しか見える時期でした。昨日、お話を伺うと表情も凄く良くなり、かなり変わってきたとはっきりとおっしゃられていました。石巻市そのものの街並みも明らかに生活が営まれていることが伺えます。日常の、サイクルが回り出すということは、普段は当たり前の事ですが、実際に取り戻すとなると、ここまで時間がかかるものなんだなと実感します。今回、お話をされていて本当に感じた事は、外から入ってくるボランティアの力に本当に助けられたということです。多くの人達が本当に被災者のためを思い、ボランティアとして具体的に活動が定着し、全国的に視線が注がれた機会は初めてでなないでしょうか。多くのものを失った直後には誰もがフリーズします。その中で稀に動ける人がリーダーとなって牽引し、我々ボランティアとの架け橋になってくれました。大半の人達は何等かの支援を必要とするわけで、とかくも物資以上に人が来てくれることに力を貰ったとききます。ボランティアの過程におては、その意義や弊害、いつまで続けるのかという論議かわ聞かれましたが、ここに来て言える事は、とやかく言っているだけでなく動きなさいという事です。続けて見なければわからない境地があるのです。こちらの心の葛藤やジレンマは、実際には何も変えません。被災地にとってはどうでもいい事です。入れ込むからこそ出てくる衝突は仕方ありません。ボランティア活動を続けるということは渦中に入るということです。どんなに冷静にしなやかにと綺麗ごとを言っても、人間は渦中に入って傍観できるほど神には出来ていません。渦中に入っていない人の意見もたまには役に立ちますが、多くは、で?誰がやるの?です。コメントを述べる評論家ばかりでは、何も進みません。もう少しいうと、冷静な人ばかりが集まっても、先ずは口を出す人ばかりが集まっても、何も動かなということです。ボランティア活動に携わって、返って心の葛藤だけが残ってしまう人がいます。おそらく次に何かあった時には、動けないでしょう。事の顛末というか起き得る過程が先回りして考えてしまつからです。教訓は活かすべきです。しかし、心がネガティブでは活動に返って支障を来すでしょう。支援をして良かったと、言える心境に至るまで自分でも待ちたいと思います。現地の人達もいつか恩返ししたいと言っておられました。
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