肩甲骨-骨盤

肩甲骨-骨盤

 肩甲骨と骨盤はstabilityの要となる部位になります。stabilityというとコアーマッスルが思いつきますが、実際にはその起始と停止部としても重要な部位である肩甲骨と骨盤が不可欠です。stabilityには筋肉の働きをみる場合と骨関節の整合性をみる場合と二通りがあります。お互いを補完しかってみるのがベストです。筋肉の働きが骨や関節面にてどのように作用しているかを、モニタリングしていくと二重チェックができるのです。
 まず肩甲骨ですが肩甲胸郭関節の安定性をみます。肩甲骨の安定性固定性は肩関節の機能を視るうえでもルーチン化している評価ですのでいまさらどうこういうまでもありません。重要なのは肩関節という観点からではなく廃部の筋肉として骨盤帯との関係性をみることになります。僧帽筋と広背筋そして脊柱起立筋が背面に位置する筋肉になります。特に肩甲骨と骨盤の指標となるのは広背筋になります。僧帽筋はいろいろ試してみるのですが、肩甲骨の操作性だけでは一筋縄にいかない特徴があります。僧帽筋はセミナーでも協調しているように重力平衡系として重心の位置やCOPのベクトルなどに作用されるため肩甲骨だけを操作しても難しいですね。しかし肩甲骨は胸郭に張り付いている。つまりべったりと胸郭に密着していることがベターです。翼状肩甲骨winggingに代表されるように浮いては機能しません。しかし広背筋に至ってはダイレクトにその効果がでます。

①広背筋ー大殿筋 胸腰筋膜システム
 この対側の連鎖性として広背筋と大殿筋のクロスした関係性はよく言われているところです。四つ這いになって対側の手足を挙げてバランスエクササイズをするのも、この対側の機能をみているということになります。ドイツの理学療法士の重鎮から昔聴いたのはstabilityに大切なのは広背筋と大殿筋だ。多裂筋などは数パーセントしか関わっていない。とばっさりと切っていました。それはさておき、この筋肉という視点ではなく、仙腸関節と肩甲骨という視点でみていきます。特に仙腸関節の整合性を高めてあげると対側の広背筋の筋緊張が変化してきます。緊張が高い広背筋であれば緊張が低下し、そして緊張が落ちている場合はもとのtoneにまで上がってきます。一応同側と対側の反応二つをみるようにしていますが、対側の反応がいいようです。

②前鋸筋ー腸骨筋
 広背筋システムの対側パターンと違って、これは同側パターンになります。同側の前鋸筋と腸骨筋の連鎖性がみられます。機能していない前鋸筋を刺激することで、同側の骨盤がinflarしてきます。つまり腸骨に作用している筋肉は腸骨筋なのでこの筋肉への促通となっているということになります。これも筋肉への刺激にて骨の整合性の変化をみるということになります。広背筋の場合は仙腸関節の整合性を高めることによって筋肉の緊張変化をモニタリングするので、そのアプローチの過程が違います。

①②は対側と同側の肩甲骨と骨盤のシステムの紹介になります。広背筋の場合はかなり仙腸関節よりになりますが、腸骨の操作に関してはかなり前鋸筋の作用が重要となります。

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