坐骨

坐骨を極める

 私が被災地に赴くなかで、坐骨支持の重要性について再認識しています。以前にも長距離の運転を毎回繰り返すことで背筋を痛めたということを報告しました。運転している人にとってはただ座っているだけですが多くの人たちが腰痛などに苦しめられていることと思われます。

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車いすなどでも坐骨支持についてはとても重要視されています。座ること自体が左右の坐骨にしっかりと乗ることが不可欠ですので、坐骨支持でない座りはないわけですけどね。ただ坐骨のどこに乗るかが問題です、一般的に認識しやすいのは座面に突き刺さるような感覚です。これは坐骨の頂点ともいうべき突起の感覚です。この突起わわかりやすいのですが、とても不安定です。何故なら結節だからです。結節はそれだけで鈍角でなくどちらかというと鋭角の部に入ります。理想は一番とがった部分でなく、その前の少し平坦になった部分にて支持することです。

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このピラティスのポーズは坐骨の後ろで支えていますので、座位での支持部位とは違います。普段猫背になって座ると、どうしても坐骨の後ろ、つまり坐骨と尾骨のエリアにて支持することになります。これはできれば避けたい座り方です。ヨガ等のポーズでは特殊な姿勢ですので支持しやすい部位として使用することもありかと思います。

骨盤と呼吸2
(フランクリンメソッドより抜粋)
坐骨の少し前の平坦な結節部位にて支持すると骨盤は上記のような機能になります。つまり、坐骨が開いて恥骨との三角形を形成できます。そして腸骨は自然と閉まって骨盤全体がキュッと閉まるのです。この逆のパターンんが坐骨が閉じて腸骨が開いてしまうパターンです。これはできれば避けたいパターンです。WPIといって両側に腸骨がoutflareになり坐骨が閉じると、運動連鎖は分断され膝と肩甲帯に負担がかかります。数々の機能障害の背景にWPIがあることを見てきた立場でいうと、その逆のパターンが理想であり、それは坐骨のどこに支持面をもってくるかにかかってきます。ヨガなどでみられる尾骨を引き込むようなバンナは横から見ると薄っぺらい姿勢を形成し、かえって重心が上がることで弊害がでていることが多々あります。

 この坐骨支持をすることのメリットは座圧をしっかりと脊柱に伝えて伸ばすことができるということです。抗重力下において必然的に人は縮むことを宿命づけられています。加齢とともに伸長が低くなるおはまさに椎間板が潰れてくるからであり、重力作用によるものなのです。この坐骨は左右にswayさせた時も、決して左右の坐骨が伺ないようにコントロールすることが望まれます。浮いてしまうと荷重されない、つまり反力が坐骨を通して中枢にかえってこないので、結果的に末梢を上部に引き込み短縮を引き起こしてしまいます。しっかりと荷重する。そして、そのベクトルをどこに通すかが大事なのです。

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