長野支部 運動連鎖アプローチ研究会第一回記念大会報告

運動連鎖アプローチ研究会の長野支部の第一回の記念大会が小布施の新生病院にて開催されまして。

長野支部の代表は千曲病院の有井 一貴さんです。

もともと長野県は軽井沢リハビリテーションクリニックや千曲病院、佐久地区など運動連鎖を中心に臨床をしている施設がいくつかあり、ある意味運動連鎖アプローチのメッカとも言える場所なのです。

新生病院は新潟での運動連鎖道場生もおり、そして私の姉夫婦が所在している病院でもあります。

小布施は観光地であり、何度も訪れている場所であります。

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今回のテーマは運動連鎖からみた徒手療法およびニュートラルです。

運動連鎖アプローチ研究会の提唱する徒手療法はある軟部組織の階層性に限局したものではなく臨機応変に全ての

階層性に対応するものです。

つまり関節や筋肉そして筋膜に対しての各種治療方法はあるものの、実際にその関係性と適応について述べれているものはありません。

良くなれば何を使ってもいい・・という理由は都合がいいですが、それでは実際に臨床ではどのように使い分けしたらいいか迷ってしまうのです。臨床に携わっているものが最も知りたいのは、その区別と使い分けなのです。
教える側の都合で何やってもいいよ・・もしくはこれで全て良くなる的な発想は間違いです。

時代は動いています。最初は紹介として新しい治療方法をレクチャーするだけでいいのですが、

2年もすれば使いこなしてきます。その次のステップを模索する時に教える側が相変わらず初心者にしか教えられない内容では理学療法の進歩の望めません。

今回のセミナー日程的に被災地活動の続きです。少し体力的にはきついものがありましたが、その空気をもちこんでレクチャーできるのはある意味広報としては有効です。

被災地活動を通じて、本当に多くの素晴らしい仲間と出会いました。こんなにも素晴らしい才能の満ち溢れたセラピストとFTFを通じなければ出会えなかったでしょう。もう少し言うとセミナーに参加していただいてる中では講師と受講生という関係は変わらないので、できるだけ同じ目線で話をしようとしても無理なのです。
被災地に行くとその関係性は並列になります。
並列でなければ上手く機能しないのです。

初めての場所で情報も少ないなかで展開していく力は、講習会で有名な先生だから上手くできるとは限りません。
現地での人間関係、交渉能力、そして流れを引き込む力、出会いの偶然性を必然に変えられる力、それは人間力になるのです。政治の世界でもきっと優秀な人たちが集っているはずなのに、実際はその醜態ともいうべき姿しか映し出されないのは、学術的に優秀であるとかではなく人間としての総合力が試されているからです。

リーダーシップとは何か?そして気持ちは?そんな素晴らしい人材と多く会えます。普段付き合っている人たちでも被災地を通じると新たな可能性や能力をみることができます。

こんなにも多くの才能がいる業界にて多くの人たちの力が発揮できる環境さえあれば、この世界は変わるでしょう。復興に寄与する大切な人材として活躍するでしょう。
リハビリ関係者がリハビリ分野だけで携わろうとするのではなく、日本の復興野と言う視点に立つべきなのです。

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さて話が相当ずれましたが、今回のセミナーではまず階層性に着目しましたえ。皮膚・筋膜・筋肉・骨・そして脊髄や脳脊髄液まで・・どのチャンネルに合わせるかによって見えるものが違います。同じタッチングでもどこの周波数を合わせるかによってFM東京にもJ-waveにもなるのです。すると不思議なことに階層性によって被験者の心地よさが変わります。こちらの感覚と被験者の感覚が一致するのです。確実にその意識性は伝播しますし、触っているその階層性にアクセスできるのです。運動連鎖アプローチの真髄はそこにあるのです。
 
 もちろん力学的や運動学は大切ですが運動連鎖のない部位をいくらアプローチしても良くなりません。かえって悪くなります。理屈ではあっていても反応が悪いということは良く経験することでしょう。それは機械論的な発想だけでは臨床は無理だということです。脳が無意識のうちち統制をとっている有機体であることを理解しないと、解剖学的な触察だけでは良くならないのです。

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懇親会でも理学療法の可能性について述べました。相当の能力が理学療法にはあるのです。リハビリテーションという理念のもとに謙虚に取り組むそのスタンスが全ての業界に通じるスキルなのです。自己主張しないということでともすれば揶揄する人もいますが、それは間違っています。世間は突出したでこぼこの関係です。その中を勿論守るためにリスク管理も必要ですが、その中を引いて立ててそして促がすことができる人材であるリハビリ関係者は日本の復興において被災地においては最も望まれている人材なのです。おれがおれがと言う人が被災地にいても上手くいくはずがありません。自分に自信がないセラピストは多いと思いますが、その自信のないスタンスが持ち味であると自覚することで、それが利点になるのです。


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