リハビリ支援報告 石巻市旭町 雄勝

Category: 東日本大震災
リハビリ支援報告 石巻市旭町 雄勝町/PT山本尚司
【活動日】2011年8月25日(木)・26日(金)

【活動場所】宮城県石巻市旭町、雄勝町 

【活動メンバー】理学療法士6名 作業療法士1名

【報告者】理学療法士 山本尚司

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(夕暮れの雄勝にたたずむ山本) 
   
 
8月25日活動報告

24日の夜9:30に東京駅集合して仙台に向けて出発。
栃木にて東北道の通行止めという予想外の展開に遭遇。
1km40分という表示。これはインターの出口渋滞であって通行はできない。
SAにて夕食件打ち合わせにて解除を待つ。
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しかし一行に通行止め解除はでず。
栃木の大学出身の笠原が地の利があり、途中で高速を出て通行止めのエリアをこえて再度高速へ。
前後にほどんど車がいないくらいすいている。
名取市のルートインに到着は朝の3:30。
翌朝7:30石巻市出発。三陸道は混んでいて石巻市到着は10時となる。
やはり前日には石巻市にはいっておかないとスタートが遅くなる。
石巻市のホテルは早めに予約しないと一杯になるようだ。
途中、河北の仮設住宅第二 三反走(さんだんばしり)の場所を確認。しかし第一三反走仮設住宅はみつかるも第二は見つけられず。
11時に雄心苑に到着。門間さんに挨拶。カルテチェック。
主に太田さんからの申し送りの利用者さんを回る。
大須、熊沢、大須小学校仮設い分かれて活動。
お昼は亀山旅館にお願いしていたお弁当をもって大須崎灯台にて昼食。晴れ。
おにぎりとシャケ。ゆで卵に漬物。おにぎりの梅干しが辛くて大きい、でも美味しい。
自家製のお茶も・・何のお茶だろう?
午後は羽坂、桑浜、熊沢に分かれて活動。
羽坂は会長さん宅が一つのコミュニティー場所となっており、声かけをしていただき直ぐにご近所さんが集まる。
事前に一軒一軒℡をしなくてもつながりの強さがそこにはある。
羽坂、羽の坂といわれている通り無類のきつい坂がある地域。
杖をついている女性が多いとのこと。脚が悪いということもあるが、杖があったほうがこの坂道は楽なのだ。
登山のためのステッキのようなものですね。
老人いこいの家にて運動教室の開催が決まる。期日は次回私が訪れる9月9日金曜日午後1時~4時。
ジャイロキネシスのマスタートレーナーである井上朱実さんを帯同するので、コーディネートする。
実は私もジャイロキネシスというインストラクター(業界では略してイントラ)の認定ライセンスを取得しており、ヨガやピラティスなどのイントラの知り合いは多い。太田さんや9月に入るPT中村尚人君も講師レベルのヨガのイントラ。以前よりリハビリの介護予防などの運動指導だけだなくカルチャーとしてのエクササイズの必要性を感じていたので、9月より新たな展開として別トピにあげます。門間さんからも是非FTFさんでやってもらえればと承諾。
東北大学の運動教室の詳細も把握し、活動のイメージはほぼつきました。
羽坂でまずは教室開催ができたのは、やはり信頼関係の構築にあります。
OT西野さん PT太田さん、懐疑的であった会長さんの率先した協力を得られたのはこのお二人の流れがあってのこそ。身体的な介入にてみなさん楽になることが実感。太田さんの指導した運動も毎日やってると言う人が多い。
東京では運動指導をしても、なかなかできないのよ~と続かない方が多いが、羽坂地区の運動に対する意欲の高さは際立っている。一度介入すると継続される。
熊沢にて活動していた仲佐と清水は、新たな仮設である立浜に活動場所を移しローラー。
丁度、バーベキューをしていたようです。
他にも河北にも雄勝の人が多く入っている新たな仮設場所(石巻北高校飯野校第二グラウンド74戸)があり、門間さんからも入ってほしいとの要望 。



活動場所の拡がりを感じる。信頼が活動につながる。
他にも雄勝峠崎自然公園駐車場にも15戸(船越)もできている。調査必要。行くと必ず介入が必要な人がいる。
立浜も報告によると転倒歴4回、これ以上機能低下がすすむと歩けなくなりそうということです。
まだまだ人が必要です。
雄心苑に帰ってカルテと報告。
門間さんと課長さんに針を施術。阿部泰洋課長さん。二か月ぐらい動けなくなるようにしてくれ・・・??




朝や夜になるといろいろ考えて眠れない。休みたいが休むほど悪くは無い。
明らかに震災から5カ月。支えているスタッフそのものにじわじわと心身の疲労が蓄積している。
課長さんいわく、後一カ月するとバタバタ倒れる人も増えるぞ。門間さんからも本所にも調子悪い人がいるとのこと。もともとは3月から活動した理念が、「支援している人を支援する」という思いから。
スポーツトレーナー活動を通じて、サポートする側の心身のきつさを実感。
いずれ支援している人の金属疲労がおきることはわかっている。
ましてや被災者が被災者を支えている状況。
利用者さんのみならず、市役所などのスタッフのケアー無くしては復興スピードが遅くなる。
門間さんも生まれて初めての針体験。
息を切ったように3.11のことをマシンガンのように語りだす。
終わらない体験談。まさに生死の境。
もともとは快活で軽快なトークの門間さん。深刻さを感じさせない軽快なテンポ。内容は壮絶の一言。




今後は本所に行っての活動も視野にいれたいと個人的に思う。

夜に石巻市に戻り食事。10時のバスにて笠原、柴田帰京



8月26日活動報告

石巻市のルートインを8:30出発。蛇田で渋滞。石巻市でも都心並みの渋滞とは・・・
OT大下 琢也さんが石巻駅に到着の連絡。
旭町の公民館に清水と仲佐を降ろす。既に1名の希望者が待っている。 
 
会長さんが汗びっしょりのシャツでカギを持って登場。相変わらずのちゃりんこスタイル。
 
雨模様なので余り集まらないのでは・・
どうやら杞憂に終わりそう。大下さんを公民館に送迎し、待っている希望者の施術に入ってもらう。さらに畠山さんを迎えに行く。
また御一人待っておられる、直ぐに畠山さんに入ってもらう。当初は清水と仲佐2人で担当予定だが、次から次へと人が尋ねてくる。予定変更。
10時~ジャイロキネシスの集団エクササイズ予定。個別を終わらせないと・・・
清水さんの資料をコピーに走る。
帰ってくるとまた2人お待ち。明日の手芸も参加するとのこと。おっこれは実は結構集まるのでは・・
聴けば裁縫などを趣味でやってらっしゃるとのこと。ニーズは高い。

10時すぎに集団体操が始まり、緊張気味の清水さんにエールを送り小船越の第二三反走に山本、畠山、大下 三名で向かう。被災地での初ジャイロキネシス。反応が楽しみです。 
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仮設に着くと息子さんが出迎えてくれる。覚えていますか?いいや
一番最初に大須小学校でお会いしましたよね。利用者さんも息子さんも覚えていない。
お姉さんは覚えていただいてました。ほっ!

2人に家屋評価などを任せて、私は河北の北高校にできている新しい仮設住宅へ。



この仮設住宅はほとんどが雄勝の人たちが入居しているので、FTFでのリサーチはOK。
若い方も多いとのこと。どこの仮設でもそうですが、平日の日中は若い人は外出している。
在宅しているお部屋に声かけていく。途中、片麻痺で車いすの人を見つける。週に二回リハビリ通院。
困っていることはないとのこと。利用している施設情報を息子さんにきく。

介護等人保健施設
リハビリパーク花模様
石巻市大橋3-9-1
ケアマネ あさひ介護支援センター

もともとは雄心苑にも週に一度デイで通っていた方。
震災前からリハビリパークでのリハビリを併用しておたれてとのこと。

順番にローラー。
漁師の方で肩コリがあるとのこと。
船戸に住んでおたれたとのこと。
運動指導をさせていただく。
いちいち大感激していただく。
ありがとう ありがとう 握手 少し涙目のように見える。
男やもめだろうか?詳しくは聞かなかった。

12時過ぎ2人に℡。迎えに行く。すっかりと打ち解けた様子で福祉用具などの必要性も調査済み。
お二人は普段から家屋評価なども慣れている。私は丸投げ。
お昼御飯を食べながら福祉用具について報告と称して勉強する。なるほどなるほど
ケアマネさんにも℡連絡。
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雄勝へ

第二三反走の利用者さんの息子さん。雄勝に行くなら船越へ行って来い とのこと。
居住集落だったよう。
律儀に船越へ。
普段は人影もない船越に車が多数。船越小学校に漁師さん多数。
あとで理由がわかる。重要な情報あり。

船越の人たちが入っている荒の新しい仮設へ向かう。

相変わらず山々の中。本当に仮設があるのだろうか?
わかっていても見るまでは不安
あった
まだ半分も入居されていない。ほとんどが不在。
いまどきの若者が三人。瓦礫撤去のボランティア
暫くは静観。
若い人にあったことが無い雄勝では新鮮。
おや釣竿を持って
仮設に入っていく。住人?
いまどきの若者に声をかける。
船越と荒の住人とのこと。おっ!!未来を背負う若者発見。
何でも雄勝には20代4人とのこと。その三人をゲット?確立75%。
23歳の船越の若者。腰痛と頭痛あり。
介入。雄勝で23歳の若者に施術。不思議な感じ。
当然、良くなって満足。
その後若者3人と語り合う。


大下さんと畠山さんんはリサーチ、お一人の入居者のオジサンと話し込んでいる。
実は船越小学校3Fに畳をひいて漁師さんたちが住んでいるとのこと。
婦人会の方が住めるようにしたとのこと。
今日は船越小学校で今後の養殖業についての方針を決める寄り合いだったようです。
つながった!
だから車の出入りと人影が多かったんだ。
「行政ば待ってらんね~」
「自分たちで立ちあがんねば~」
次回、渡慶次さんが船越に泊り。

是非、船越小学校に訪問よろしく!!

遠目で見ると記念撮影している。若者からコーヒーをいただいた。
これは是非次回は語り合わないと。
みんな野球部の先輩後輩だそうです。
ネッツトヨタの社員をしている若者。車のことは何でも言ってください。
職場の℡を聞く。

ここでワンポイント雄勝ドライビングテクニック講座

やはりパンクは多い。
対向車が来ると脇に避けてはいけない。
道路わきにてパンク多発する。
道路も悪いので肩べりしやすい。
私や藤本先生の自家用車はタイヤの溝を確認したようほうがいいです。

再開を約束して名振へ
第一団地に行く。名振では仮設ではなく団地と呼んでいる。

皆さんも呼び方を習いましょう。

私は3人介入。

最近腰痛と痺れ発症の利用者あり。
急性期。pain contorolのためのストレッチ指導。
治療的なアプローチ時期。
運動療法は症状をみて今後お願いします。

すっかり遅くなり8時。
雄心苑に連絡し当直の方に許可を得てカルテ整理。
保健師さんが帰宅後の雄心苑への出入りについては確認必要。

遅くなりそうな時は朝に保健師さんに伝えましょう。もしくは5時までに連絡。

9時に旭町に戻る。大下 さんが公民館に宿泊決まる。
近所の佐藤さん宅にて夕食をごちそうになる。5月よりスタッフが本当にお世話になっているご夫婦。
手芸について聞かれる、かなり興味津々。相当集まりそう予感。千葉で管理栄養士
をしている佐藤さんの娘さんも帰省中。オトオサン、テンション挙がる。
客人がくると一緒に飲めることが嬉しいようです。
小学生が6人しかいない旭町。若者も巣立って、ご夫婦で暮らしている方が多い。

以上をもちまして報告とさせていただきます


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