鍼の威力

の威力

鍼の威力はすごですね~私は今開業の傍ら、上尾メディックスという昔でいうバレーボールのVリーグの下部組織であるチャレンジリーグのチームにトレーナーとして関わっています。1月19~20日に柏の総合体育館にてリーグ戦が開幕しました。試合では泊まりがけで選手のコンディショニングに関わり、試合の前などの直前でのコンディショニングも行います。当然、リハビリというイメージよりも即効性のあるパフォーマンスに直接関係するアプローチが不可欠で、痛みがあるとそれだけでパフォーマンスの低下につながります。鍼は対症療法的でもあるので普段は使用は控えているのですが、試合時にはフルに活用しました。自分ながらあまりにもの即効性に唖然としてしまいます。坐骨神経痛などは即座に症状はなくなりますし、膝の痛みや首のコリなどもマニュアルセラピーやマッサージなどの比ではありません。普段の臨床でマニュアルセラピーや運動療法にて症状が軽快することはよく経験しますが、鍼を打った瞬間は全く症状が完治したかと思うほどの効果が表れます。もちろんその鍼を打つ場所の選定は運動連鎖評価を使います。運動連鎖評価にて刺激部位を選定した後に、あとはその部位に感覚入力をどのように入れるかになるのですが、鍼は直接皮下に物理的刺激を加え、生理学的な効果を引き出すので効きが大きいのでしょう。尚且つ、運動連鎖効果や気の効果も加味すればほぼ全てのモダリティーを網羅できることになります。また試合前のナーバスな心理状態には瞬間で短時間で痛みがなくなり関節運動が軽くなると一気に不安感が解消する効果もあります。
 膝が痛いという時の対処はリハビリでは物理療法そのもので痛みが無くなることはほとんどありませんし、運動療法がメインとなることでしょう。テーピングやインソールにて運動学的なアプローチを行い合理的な関節運動を導きだしストレスを軽減させることはできます。しかしながら素で膝そのものの痛みが軽減し、動いて確認しなくても自覚的に明らかに楽になり軽くなるという現象はリハビリでは難しいと言わざるをえません。このあまりにも即効性がある鍼は確かにスポーツ選手に絶大なる支持を得ていることが改めてその効果をもって実感できました。しかしながら、あまりにもの即時的な効果はともすればそれで治ったかのように振舞うため、根本的な原因に対する解消にはならないという論理はリハビリの真骨頂ともいえます。痛みどめはあくまでその場限りであるというのも、我々の認識のなかに常識として存在します。
私がみた選手の膝はACLの手術をしており若干の不安定性を有しています。当然、インソールもテーピングもして練習に臨ませていますし、普段は筋力トレーニングやバランスの運動療法をメインでやっています。それでも、膝がどことなくだるかったり、痛かったりということはリハビリ関係者ならなんとなく想像がつきます。鍼は即座に膝の血流を改善させたり、さらには運動連鎖評価から導き出したアライメントの微調整もしますので効果は倍増です。その上でテーピングを巻けば当然パフォーマンスが上がるのは目に見えています。何度も繰り返しますが短時間でというのがキーワードで、試合会場ですと5分、長くても10分程度で完結させます。坐骨神経痛も腰椎はもちろん梨状筋や坐骨神経にそったラインに、仙腸関節のアライメントを考慮した部位を選定し施術します。張っていたハムストリングスや殿筋はふにゃふにゃになります。確かに楽にはできても、症状が全く無にすることはリハビリでは難しいと言わざるをえません。
 もちろん鍼がリハビリや運動療法よりも優れているといっているわけではなく、動くと坐骨神経症状はでてきます。根本的なstabilityやアライメント調整およびパフォーマンスの改善なくしては真の治癒には導きだせませんし、理学療法士としての本分が果たせません。選手も鍼の効果に依存的になりますので、できるだけ試合前などの直前に多用しようとは思います。スポーツ選手は体力もあり、直接的なアプローチで効果が驚くほどでるものです。しかしながら最後に運動連鎖をベースに見ていくこと以上の効果はないということです


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