陸の孤島

Category: 東日本大震災
陸の孤島「石巻市雄勝町」の医療の現状(いま)

 東日本大震災リハビリネットワーク~face to face~での活動を本格化させたこともあり、かなり被災地支援に力が入っています。意識はいつもあっちに飛んでいます(笑)。
 陸の孤島と呼ばれている雄勝町。石巻市と言えば震災では聞かない日はないぐらい流れていますが、牡鹿半島や雄勝に至っては本当に情報がありません。この陸の孤島と呼ばれる場所に注目し始めたのは5月ぐらいだとは思いますが、いかんせん情報がない。最近までどんなにインターネットで検索しても3月の情報しかでてこない。今現在でも4月半ばの情報までです。既に7月になろうとしているのに、この情報の無さは一体何なのか?もともと、人が入っていないところに、できるだけ入ろうというスタンスでした。何の情報でも手に入るという震災前の状況は、既に誰かが必ず見聞きしているからです。東日本大震災に至っては、この見聞している人たちが極端に限られているのです。交通網の分断、そして現地からの情報発信の寸断。今回ばかりは個人の情報が発端で時流が変わり、その場所に支援が回るようになるのです。つまり広範で甚大な被害の大きさの前では、メディアさえも網羅できない現実があったのです。個々の情報発信が、大きく被災地の状況を好転させることができる責務を担っているのです。といってもメディアでさえも情報がなければ入れません。メディアは第一発見者ではないのです。現地からの情報があって初めてメディアや動くのです。ネット社会で情報が無いということに慣れていない、情報があることが当たり前の世の中において、この事実は衝撃的でした。現地に行くと情報があるということは既に大丈夫だということだ。ということが被災地では言われていました。そこに情報があるので既に人は入っている。そして入りだすと・・・
 最初は誰かが見て聴いて来てそれで始まるのです。石巻市などメディアで取り上げらる場所も4月の段階では足りないの一辺倒だった。さらに地図をみると、沿岸部はさらに牡鹿半島、雄勝と広がっている。しかし報道されていないことがわかる。今回ばかりは情報がないから大丈夫なのではなく、無いからそこには必要としている人たちがいるはずだ。しかし、情報があっても好転しない現状があることも確かです。余りにも問題の数が多すぎるから、行政も地域もキャパを超えているのです。
 雄勝町ですが、沖縄の渡慶次隆文さんが8月に入ってもらうことが決まっています。それにしても情報がないので闇雲に行っても仕方ありません。それでも6月になって4月の情報がでてきましたので、石巻市立雄勝病院の電話番号にかけてみました。写真では沿岸部にあり間違いなく津波で壊滅しているであろうことは予想できましたが、とにかくどこからでも手掛かりが必要です。その前に商工会議所に電話してみましたが、まったく繋がりませんでした。病院に電話するとなんと、どたなかが受話器をとってではないですか。「病院はやっていますか?」「やっていません」あれ?何故に誰が出たのだろう?そう思いながら話をすすめていくと、病院は機能を失い、その代わりに離れた場所にある特別養護老人ホーム 雄心苑 に病院機能を移しているとのことでした。その雄心苑も決して広くはなく、診察といってもとてもとても出来ているというほどのものではないようです。その雄心苑そのものの入所者の機能が落ちているような話でした。現地の病院のみならず、亡くなった医師も何人かおられるようで、折からの医師不足に輪をかけたようになっています。日赤とかに要望をだしているようですが、まったく動きはないようです。
 今回、電話対応してくれたのは保健福祉課℡0225573611の保健師、門馬さん。切々とお話いただくその内容は、まだこんな地があったのかと思わされました。勿論、3月4月のようなことはなく、物資などもそれなりに来ているのだと思いますが、直接個人的に医師がいれば診察にも入ってほしいというような環境は聞いたことがありません。人的不足。医療班はいますが、専門がそれぞれ違うため、リハ科や整形の医師が来てその医療班に対して、アドバイスするだけでもいいそうです。
 リハビリの状況はどうか?もともとリハビリそのものがその地域にはなさそうな感じです。電気治療などがあるぐらいだったようです。介護保険下でのサービスはあったようですが、現在はケアマネも全く動けていないようでデイケアなども途切れているようです。内閣府の通達を読むとかなり柔軟に介護保険下でのサービスが受けられるようですが、その運営そのものがなければ話になりません。整形外科医の不足は深刻のようです。今望まれているのは整形外科的な視点での処方のようです。もちろんリハビリも不可欠であるということです。リハ医などの勿論いないようで、機能的な低下が著しいことが電話口からもうかがえます。とにかく週一回でも、月一回でもいいので誰か来てほしいとのことです。避難所から仮設には映っている現状のようで、ニーズの把握は看護師さんたちがやっているようです。しかしマンパワーが間違いなく足りないでしょう。宿泊場所なないものとばかり思っていたら、どうやら地元情報であるということがわかりました。絶対に出てこないネット情報。
 旅館 長栄館0225-58-3203 17-18人は普段は泊れるようですが、今は仕出しをしているため旅館業務はフルにはできない状況のようです。このあたりも是非みてきたいと思います。
 門馬さんに、雄勝の情報はほとんどありません。と言うと、「そうですか、発信する暇もないから」情報が出ているかどうかもわからない。おそらくネットもやっている暇はほとんどないでしょう。現地にいるとわかりますが、目の前のことで手いっぱいになるので余裕がありません。外部から入ってサポートする。情報発信していく必要があるのです。
 医療的な来客はあることはあるよです。時間を使って対応しても、アドバイスはもらえるものの実際に動いてもらえるわけでなく、時間をとられるのは忙しい現地のスタッフになります。外部から来たものが視察だけに終わらない具体的な活動にて現地を助けていかなければいけません。仮設に関しては東北大などからも一斉にスクリーニングに入るような話もあるようです。どのような支援が望まれるか?まずは先遣隊としてレポートして渡慶次君に繋いでいこうと思います。
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コメント:3

No title

YN
初めまして。
以前日大スポーツ勉強会にて大曾根さんをみました。

スポーツへつなぐジャイロキネシスは東京でも勉強できますでしょうか?

Re: No title

山本尚司
> 初めまして。
> 以前日大スポーツ勉強会にて大曾根さんをみました。
>
> スポーツへつなぐジャイロキネシスは東京でも勉強できますでしょうか?

ナチュラルフローと言うスタジオが代々木八幡にあります。

HPを是非覗いてみてください。その中からスポーツにつなげれるものが得られると思いますよ。

Re: No title

山本尚司
> 初めまして。
> 以前日大スポーツ勉強会にて大曾根さんをみました。
>
> スポーツへつなぐジャイロキネシスは東京でも勉強できますでしょうか?

運動連鎖アプローチ研究所にて大曽根さんがスタッフとしく加わりました。
是非お越しください。

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