6月24日日曜日 運動指導の市民グループに呼んでいただき、西東京市の会館にて下記テーマでお話しさせていただきました。もうかれこれ10年以上のおつきあいで、不定期ですが年に1〜2回お声かけ頂き、その都度テーマを決めて研修会を開催いただいています。
「股関節の加齢による変化、症状別アプローチ」理学療法士は医療と介護現場にて大半が所属していますが、地域に出て行ってどんどん新たな枠組みのなかでの活躍が求められています。この新たな枠組みというのは、まさに新たなですのでイノベーションにもつながってくる流れとなります。
この枠にはまらない活動については、各々がアイデアを出して、それぞれのフィールドにて芽が出てきているのが現代となります。この流れは必然であり時代の要請でもあり、制度の枠に収まりきらないこともあります。つまりのところ全てをグリップすることは不可能だということです。人の本質とはそういったものであり、あとは信条の違いとも言えます。
一昔前であれば、リハビリ対象の患者さんがフィットネスや運動指導の現場に溢れることは考えられませんでした。
つまりリハビリ的なことは、あくまでリハビリ専門家の手で行われるべきであり、他職種や一般の人にその知識や技術は、思慮無く流出させてはいけないというような風潮がありました。あくまで風潮ですので、この風潮はサッカーのW杯をみていても、手のひら返しがおこることを考えても、あてになりません。人は欲張りなもんで、あくまで自らの期待やその時の気持ちにて如何様にも変わってしまうからです。
現実的には、ポストリハビリといった視点も当然といえば当然ありきであり、それは制度でも何でもありません。誰かが何かをやってくれることを傍観していて、待っていても仕方がないのです。⚽️⚽️サッカーをみていてもわかるように、柔軟に対応して適応していくことの重要性が、このW杯ほど如実に表れている機会はありません。
ブラジルW杯のときにボリバレントなメンタリティーが課題となり、ズルズルと流れをせき止められなかった経験を、ベテランと言われる選手達が引き継ぎ、コントロールをしているところがみられます。
もちろん自分たちの時間になると、バタバタしてしまい逆襲を食って失点するというところはまだ課題のようです。まだボールを持たされて悠々と回せるほど、まだ自らの実力の裏付けや余裕はないといったところなのかもしれません。
あらゆる逆境のなか、またレギュラーも固定では無く、直前にラインナップされたメンバーであることなども、やる気の導火線に火がついているように思われます。また安易に次も勝てるといった楽観も戒め、地に足がついているように見えます。
話を戻しますと、変形性股関節症に対する機能改善における運動指導の原則についてスライドのように提示しました。

具体的にはpilates workのメニューにて構成しました。
⑴骨盤と股関節の分離
Pelvic Clock
Side lying
⑵腰腹部インナーマッスルの促通
Chest Lift
Spine Stretch
⑶骨盤の安定化
Adductor Squeeze
Bent Knee Open
Side kick
Reformer Scooter
Dart
Reformer Quadruped
⑷短縮筋のリリース
Single Leg kick
Double Leg Kick
Prone Press Up
SwanⅠ