臨床技術学習会 運動連鎖アプローチ研修会報告 11月9日博多の和白リハビリテーション学院にて、運動連鎖アプローチについてレクチャーしてきました。主催は臨床技術学習会で、 痛み緩和教室 疼元庠舎代表 岸川正昭先生です。岸川さんは臨床3年目で開業され今年で5年目を迎えられます。知識と技術があってもなかなか独立して開業しようというセラピストが少ない中で自由診療にて生業を営んでいるということが、いかにすごいことかわかります。毎年のように福岡に呼んでいいただいて研修会をさせていただいてますが、今年も20名あまりの博多近隣の病院からPT、OTそして学生さんも交えての、実技を中心とした運動連鎖アプローチの導入編をさせてもらいました。
その前日の8日に福岡に入り、6月の運動連鎖アプローチ研究会in神奈川でお世話になる、武田クリニックの高橋直子さんに博多の街を案内していただきました。

まずは博多の中心街である屋台街にて天ぷらがおいしいお店に連れて行ってもらいました。お上さんとご主人が、織りなす天ぷらのハーモニーは絶品でした。博多は予想以上に寒くて、東京と同じく冬の訪れを感じる気候です。屋台の雰囲気と天ぷらが心も身体も温めてくれます。
そして次に訪れた店がジンジャーにて割ったウォッカが美味しいバーです。

この写真は高橋さんが撮ったものですが、アングルと構成が抜群です。一目でそのカメラの腕がわかりますね。きっとピラティスのレッスンをするときにも、この絶妙なアングルワークが仕事に生きているんでしょうね~。ジンジャーとはもともとは生姜だそうです。店内には生姜のウォッカ詰めの瓶がいくつもあり、その熟成されたウォッカをさらにジンジャーで割るという、まさにジンジャーの二重奏になっているカクテルです。滋養強壮によさそうな私好みの飲み物でした。あとで身体がぽかぽかと温かくなります。

ということで翌日は元気満々でセミナーです。福岡のセラピストを以前から観察していて胸骨が凹んでいる胸郭形状をよく眼にします。身体機能に地域差があることはわかっているのですが、福岡も独特です。全体的にワイドベースの立ち姿なのですが、福岡で細見の体型をもっている人は骨盤が小さく仙腸関節がtightnessでゆがみが強い印象があります。和服が似合う体型なんですね。そういえば博多の名物には着物姿の女性が包装として使われていますもんね。
参加者は回復期や急性期、そしてスポーツリハビリに携わっているセラピストなど様々な立場の方が参加します。関わる部門によって患者層が違うのですターゲットをどこに絞るかが難しいのですが、内在的運動連鎖とコアーを能動的に作ることというのは共通していることです。最後は皆さんでbodyworkをして終了しました。

どこのリハビリ事情や学校事情もあらゆる面で厳しくなってきていることは、共通している認識です。社会と同じですね。ぜひみずからの身体を鍛えて頑張りましょう。皆様お疲れ様でした。